■： ページ4
side*大貴
慧「え！じゃあ隣って男だったの？おもんなー」
翌日。
ちょうど昼休みに入り、俺と伊野ちゃんと、年配の方が数人…だけのオフィスに響き渡る声。
大きなデスクにパソコンを付き合わせ、午前に間に合わなかった分を仕上げながら、
話題は例の�� 黒ずくめの彼 �瓩砲弔い董�
.
昨日の夕方、目を閉じてしまった相手に鍵ありますかなんてボケが通じるはずもなく、
15cm定規も入らないくらいの至近距離で顔を合わせると、その目に落ちるまつ毛が長いだの、キリッとした眉だのなんだのって…
マスク越しのその顔に、どこぞのイケメンだよって心の中で突っ込んでみたものの、笑いは起きず。
仕方なく自分の部屋のドアを開けた。
大貴「まだ隣って決まったわけじゃあないんだけどね…？」
ーーー隣の人、たまに夜中とか朝方に帰ってきてさ
ーーーそれはキャバ嬢だ！キャバ嬢が住んでるんだ！
なんて騒がれていたのが鬱陶しいと思っていたものの、 興味をなくされると何故か寂しい。
慧「で？その男とは何か話したの？」
初対面で、顔もはっきり見えなくて、名前も仕事も知らない、ただ助けただけの人を部屋に招き入れたわけだけど(というか半分引きずるように運んだ)
とりあえずベッドに寝かせ、汗を拭き、個人的な悩みでもあるのではとマスクはそのままに少しでも休めるようにしてあげたものの……
大貴「看病してあげてたつもりが、そのまま寝ちゃったみたいで……」
気づいたら朝だったんだよね、と苦笑いで伊野ちゃんを見ると、
キーボードに片手を置き、ミルクティーのストローを咥えながら目を細めてきた。視線が痛てぇ
大貴「朝起きたら、置き手紙があって…」
慧「なんて？」
大貴「『ありがとうございました』って……」
慧「そんだけ？」
返事をしながらウォーターサーバーの蛇口を捻ると、後ろからズズッ！とストローの音がした。
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ゆりあ(プロフ) - 華さん» コメントありがとうございます(´；ω；｀) 読み返していただいていたなんて恐縮です……！受験生なので更新はゆっくりペースになってしまうかと思いますが、楽しく書かせていただきます！！ (2020年6月28日 19時) (
レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
華(プロフ) - コメント失礼します！今日たまたまこの作品を見返させてもらってたので、更新がとっても嬉しかったです！ついコメントしちゃいましたっ笑笑 このお話大好きです！更新楽しみにしているので、無理なさらずに頑張ってください！ (2020年6月27日 21時) (レス) id: 40d9b2d054 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - JUMPLOVEさん» コメントありがとうございます(；＿；)正直あまり自信が無かったのですが、にやけて頂けたみたいで良かったです……！！暫くまだまだ続きますので、これからもお隣さんライフをお楽しみください〜！ (2020年4月19日 20時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
JUMPLOVE - あ……これはニヤニヤしてしまうやつだ…と気づいたのが遅すぎました。だって気づいた時にはもうゆっるゆるだったんですもん← いつもこうなってます。ゆりあさんのお話を読むとお決まりです() お隣さんライフ最高です！！(｀・ω・´)b (2020年4月19日 0時) (レス) id: e3c5443f13 (このIDを非表示/違反報告)
KannaK(プロフ) - いえいえ！全然大丈夫です！ (2020年1月11日 8時) (レス) id: 677bcbe69e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆりあ
| 作成日時：2019年10月14日 18時
