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Episode.02 ページ10

side*大貴









なぁ、山田


お前は今、何を考えてる?



顔を伏せ静かに涙を流す山田を前に


俺は今、お前に何をしてやれるんだ?









.








今日は、JUMP全員での番組収録


なんだけど……


俺は今、気になることがある。



ひとつ目は、俺の前にあるこのお茶


俺が楽屋に来た時に置いてあって、スタッフさんがくれたものだと知念から聞いたが


…どう考えてもお茶じゃない。



もうひとつは、俺の目の前で目を瞑る山田。


いつもはスマホばっかいじってて無言のくせに、今日は目を瞑っていて無言だ。




光「うぉ…なにこれ」




あ、ひかがお茶飲んだ


俺もそれに続いて、変だよね〜と付け加える。


すると、山田の隣でソファにてろんと座り力の抜けてるいのちゃんと


その横でコンパクトに座る知念がニヤニヤしてる。




大貴「…なにさ、」


慧「りんご味だよ」


光「…え?」


侑李「あっぷる。美味しいでしょ?」




このやろっ


犯人は、お前達だったのか!!




大貴「あ!それかぁ!」


光「大ちゃん!ちがう!そこ納得するとこじゃないよ!」




お茶にしては、甘酸っぱくて


ラベルが緑茶にしては、紅茶っぽかったのは


全部、りんごジュースだったからなのか!


と、1人納得する。




慧「俺がぁ、お茶を買ってきてぇ」


侑李「僕が、キャップを開けて」


慧「俺がぁ、中身入れ替えたの」


侑李「僕が、キャップ締めてあげたよ♡」




…キャラ!


まぁ最後の知念は可愛かったけども。



くだらない話をしていると、


俺たちの声がうるさかったのか、ソファに溶けそうだった山田が体を起こした。




涼介「…ん」







…お?


まだ眠りから覚めず、ぽわ〜んとした目で周りをふわふわ見回している。



とろーんとした目で、俺を見上げてて


「おはよ」って笑う山田は、どこかいつもよりふわふわしていた。



それは、


ただ寝起きだったからなのか、それとも何か別の理由があったからなのか。


この時俺は、山田の少しの変化に



気づいてあげられなかった。

□:澪さん→←■:



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M - どうやったら『お隣さん ar×ym』見れますか? (2022年3月19日 18時) (レス) id: 3da430cefd (このIDを非表示/違反報告)
イケボな紳士といちご。(プロフ) - ゆりあさん» よろしくお願いします!楽しみにしています! (2018年3月11日 9時) (レス) id: 5632987c7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - 鰹節さん» お返事ありがとうございます!書かせていただきますね(*˙˘˙) (2018年3月11日 8時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - ( ^ω^ )さん» お返事ありがとうございます!書かせていただきますね(*˙˘˙) (2018年3月11日 8時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - イケボな紳士といちご。さん» お返事ありがとうございます!書かせていただきますね(*˙˘˙) (2018年3月11日 8時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりあ | 作成日時:2016年5月5日 14時

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