頑張り屋さん

Episode.04 ページ28

side*侑李









光「んー…どうかな？」




そう言って、冬にご飯を食べに行くと出てくるような、温かいタオルをペラっと捲ってひかが言う。


んー、んーって言いながら、目の色を見たり、ついでにほっぺを触ったり。




宏太「光、やめとけ……、起きちゃうだろ」




さっきから、その様子を見ていた宏太が不機嫌そうに呟いた。


隣では、必死にニヤケを隠すゆーてぃーと、それに笑いながら口角が全開に上がってる大貴。




慧「こいつ、最近体調悪いよな」


圭人「大丈夫かな…」




ぷにっといのちゃんがほっぺにイタズラ


それでも、しっかり目を閉じてるこの金髪は、いつ僕をご飯に連れてくつもりなのか。




侑李「僕にも甘えてって、言ったのに…」




そう小さく呟くと、雄也が僕の頭をポンポンと撫でた。誰かさんより大きな手で




宏太「一回、病院行かせないとな」


光「心配だもんね…」




過保護な2人は、腕を組むのもシンクロしている。



涼介が目眩で倒れることが、最近増えた。


それは疲れからくるものなのか。また違った理由があるのか、それは分からないけれど




侑李「…キラキラしちゃって」




涼介の金色の髪の毛。


初めてのお披露目の日、ひかがゲって顔したの、僕は忘れない。

□：マシュマロさん→←■：

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