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■:※ ページ24

※嘔吐表現あり


side*侑李








侑李「はぁー、僕ってついてない」




集合時間1分遅れ


いつも通る道が工事中で、遠回りして来た。



この僕が遅刻だなんて。


大貴じゃないんだからさぁ



ぶつぶつ文句を言いながら楽屋に足を向ける


もう皆来てるだろうなぁ


涼介とか、心配してないかな。



なーんて、考えていると…




裕翔「…あ!ちーいー!ちょっと来てっ」


圭人「ちいちゃんっ」




楽屋に続く角を曲がると、少し離れたところで座り込む3人。


ゆーてぃーと圭人が僕を呼ぶ




侑李「……涼介?」




近づくと、俯いて拳をぎゅっと握り床に手をつく金色の頭。


モノトーンの服装に、左手中指にはゴールドの指輪



これが涼介だなんて、僕には一瞬で分かる。




圭人「山ちゃんがっ…って裕翔、何があったの?」


裕翔「うん。それがね…」


侑李「…2人とも、話はあと。涼介ー、大丈夫?」




僕の問いかけに、小さく頷く。



下から顔を覗くと、ぎゅっと目を瞑ってなにかに耐える涼介




侑李「ゆーてぃー、袋ある?」


裕翔「へ?あ、あるけど…」




おそらく、さっき寄ったコンビニかなんかのレジ袋を渡される


それを、涼介の口元に当ててやる




侑李「大丈夫、大丈夫。ここに出しちゃいな」


涼介「んっ…っ…」




優しく背中をさすると、いやいやと首を振り


なかなか出そうとしない。




侑李「…ちょっとごめんね。楽になるから」


涼介「っ!…んっげほっ…はぁ」




そう言って、少し強めに背中を叩く


すると、我慢していたものがボロボロと溢れ出した。その中には涙も混じってる。




侑李「うん、もう大丈夫かな」


涼介「はぁ…っ…ごめっ」




こないだ大貴に内緒で聞いた時以来だ


僕は何年ぶりに涼介の涙を見たんだろう。




侑李「涼介、今日は仕事お休み。病院いこっか」


涼介「でも…」


侑李「僕が行きたいの。ついて来てよね」




ふんと言い放つと、うん…と小さく頷く


ゆーてぃーと圭人には、それぞれマネージャーとスタッフさんに事情を説明してもらった。


僕はその間ずっと涼介の側にいた







.






圭人「ちぃちゃんさ、何で山ちゃんが吐いちゃいそうって分かったの?」


侑李「んー?だって僕は…ドクターだから」




ニヤッと笑って2人を見る。




裕翔「ちょ、ちょっと!設定!」


侑李「なんのこと?」


マネ「着きましたよ」




当たり前のように、ゆーてぃーが涼介をおんぶした。

■:→←■:Waka→涼介☆翔LOVEさん



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M - どうやったら『お隣さん ar×ym』見れますか? (2022年3月19日 18時) (レス) id: 3da430cefd (このIDを非表示/違反報告)
イケボな紳士といちご。(プロフ) - ゆりあさん» よろしくお願いします!楽しみにしています! (2018年3月11日 9時) (レス) id: 5632987c7a (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - 鰹節さん» お返事ありがとうございます!書かせていただきますね(*˙˘˙) (2018年3月11日 8時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - ( ^ω^ )さん» お返事ありがとうございます!書かせていただきますね(*˙˘˙) (2018年3月11日 8時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりあ(プロフ) - イケボな紳士といちご。さん» お返事ありがとうございます!書かせていただきますね(*˙˘˙) (2018年3月11日 8時) (レス) id: 551d67bbc3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆりあ | 作成日時:2016年5月5日 14時

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