トモスアカリ3 (ページ8)

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7話　ハガネside ページ8

広母「どうかと思うけど！広に何かあったらって考えたらやっぱり怖いよ？そういうのって理屈じゃないんだよ、先生」

「「そうそう」」「そうよねぇ」「「ねぇ」」

あかりともり母「しかもその子、うちのともりとあかりの後ろの席だそうじゃない！そんなの、暴れられて2人が怪我したらたまったもんじゃありませんわ！」

真理衣母「なんとかしてくださる？芳賀先生」

放課後、ハガネはタオの暮らす家に向かった

ハガネ「こんにちは。あの、タオのおばさんですか？」

タオ叔母「えぇ、あぁはい」

―――

タオ叔母「あの子…また学校で暴れちゃいましたか…？」

ハガネ「あっ…なんか最初から敵意むき出しちゃって…どうしてそこまでクラスメイトを拒否するのか、ちょっと…理解できなくて」

タオ叔母「実は…タオの両親を警察に言ったのは、同じ工場で働いてた日本人の友達だったんです。タオの両親が安い賃金で残業するため、自分たちの仕事が奪われるのが許せなかったそうです…その時の記憶がタオの中にまだ残っているんだと思います…」

心を開いた友達に裏切られ、全てを失ってしまう…

そんな両親の姿を目の当たりにしたんじゃ、タオが敵意を持ってしまうのも無理はない