トモスアカリ3 (ページ21)

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20話　ともりside ページ21

次の日私たちはそのある事をするために学校に早くから居た

学校の外にはタオの国外退去を望むおじさんとおばさんたちや記者の人たちが集まっていて、私たちの教室、4年3組に続く廊下の前も他クラスの人や先生が集まっていた

なんでかというと…

廊下に私たちは机や椅子を使ってバリケードを張って通れなくしたからだ

「君たち！なにやってんのー？」

真理衣「…タオは渡さない！！」

「…ふざけたこと言うな！！」

するとすぐさま1人のおじさんがバリケードを壊し始めた

「馬鹿なマネはやめて…「いけ！！！」」

真理衣の合図で隠れていた男子たちが水鉄砲を使って攻撃を始めた

先崎「ま、真鍋さん大丈夫ですか！」

真鍋「大丈夫なわけ、ないだろう！」

へぇ、さっきのおじさんは真鍋って言うんだ。一応覚えとこう

そうこうしているうちにその真鍋って人はどっかに行ってしまった

「「「いえーい！！！」」」

タオ「…こんなことして本当に大丈夫…？後で叱られない？」

聡羽「叱られるでしょ」

雪哉「そんなこと気にするなよ！」

せり「無茶しなきゃ伝わらないんだもん、私たちの気持ち」

優介「…よし！始めるぞ！」

「「おぉー！！」」

次は私の出番だった。同年代の子に声を荒らげるのは苦手だけど大人たちは別だから

優介「マスコミのみなさん！我々は！タオの国外退去に！断固反対する！！」

その言葉で聡羽と広が『タオの国外退去反対！！』と書かれた横断幕を窓から吊るした

ともり「繰り返す！我々は！タオの国外退去に！断固反対する！タオは！私たちが守る！！」

そのまま窓を思いっきり閉めて、1度待機

真鍋「4年3組の諸君！無駄な抵抗はやめて！今すぐ教室から出てきなさい！今すぐタオを！私たちに…」

言い終わる直前にあかりが窓から投げた水風船が真鍋おじさんにぶつかって割れた

校長先生が何かを叫んでたけど気にしないで水風船を投げ続けておじさんたちが下がったところで窓を閉めた

真理衣「校舎には近づくなぁ！！我々の要求はただ一つ！タオの国外退去の撤回だ！！その条件を飲まない限り私たちは戦う！！」

ともり「下っ端は引っ込んでろ！！」

真鍋「し、下っ端…！？」

愛梨「法務大臣連れてこい！！」

優介「日本で育ったタオがなんで日本を出ていかなきゃいけなんだよ！！」

藤間「すごい行動力！たった10歳の子供たちがここまで自己主張するなんて…！」

副校長「なぁに呑気なこと言ってるんですか」