トモスアカリ3 (ページ20)

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19話　ともりside ページ20

タオ以外の4年3組の私たちは休日、学校近くの公園に集まっていた。話題は全部タオのことだった

ともり「いよいよ、明日かぁ…」

あかり「…あっという間だったね」

愛彩「ねぇ！もう一度先生にお願いしてみない？」

雪哉「無理だよ。今度ばかりはハガネでもどうにもならないよ」

広「…僕やっぱりヤダ、タオがいなくなるなんて…」

そのまま広はしゃがみこんでしまった

優介「広…」

すると滑り台の上に登った真理衣が

「あんたたちばっかじゃないの！いい加減にしなさいよ！」

と声を出した

真理衣「1番泣きたいのはタオだよ！それをタオは我慢してるのに、あんたたちが泣いてどうすんのよ！」

あかり「…真理衣！あんたいつからタオの味方になったの！」

真理衣「別に私は…ただ理不尽なことが許せないだけ！」

ともり「真理衣…」

真理衣「あんたたち！このまま黙ってタオを引き渡していいの！？なんの抵抗もしないで大人の言いなりになるの！？」

ともり「そんなの嫌だよ！」

青龍「じゃあどうしたらいいんだよ！」

すると真理衣は手に持っていたお金の入ったバッグを私たちの方に投げた

真理衣「…こういうときは！あれしかないでしょ」

みんな、あれってなんだっけ…という顔をしていたけど百合たちはニコニコしながら真理衣に拍手を送っていた