トモスアカリ3 (ページ13)

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12話　ＮＯside ページ13

ハガネ「何が貴方をそうさせてるの？前の学校の友達も4年3組の仲間だって心配してんだよ？」

タオ「もう余計なことしないでよ」

ハガネ「え？」

タオ「友達なんかいらないよ！今更！そんなもの作ったってどうしようもないでしょ！日本を立ったらもう二度と会えなくなるんだから！」

言ってしまった、とでも言うようにタオは急いで家の中へと入っていった

ハガネ「タオ、！タオ、開けて！」

タオ「もう帰って！帰って下さい！」

ハガネ「タオ…！…何やってたんだろ私…タオ、ごめんね…」

次の日、ハガネはその事を先崎先生に話した

先崎「別れがつらい？」

ハガネ「うん…タオは3月には国外退去させられる。友情が深まれば深まるほど、タオにとって別れがつらいものになるの。だから前の学校でタオは突然暴れだして、友達を避けるようになった

うちの学校に転校してきてからもそう。タオはつらい思いをするのが嫌で、敢えて友達を作らないように振舞ってたの。私、周りの情報に振り回されて…タオの気持ち探ろうともしなかった

タオは…懸命に我慢してたのに」

先崎「…芳賀、俺にタオと話をさせてもらえないか？」

ハガネ「え？」