73 消えてない ページ24
帰り際
潤｢また来ます｣
和｢マジ来なくていーよ。俺の精神持たない｣
なんて笑いながら言ってる2人を見て意外とこの2人実は合うんじゃないかなんてひっそりと思った
ドアが閉まってからは一言も話す事なくさっきの続きに夢中になる
不安や寂しさや罪悪感を全て打ち消して欲しくて先生の首に回った腕にギュッと力を込めた
和｢A？｣
先生と離れた数cmの距離さえもどかしくて
もっとして...と自分から先生を求めてしまう
その事に異変を感じたみたいで次に離れた時には
和「A...なんかあった？」
全てを見透かされてるみたいなのに...
なのに...
「やだ」
和「何が...」
「もっと...」
不安も寂しさも罪悪感も何一つ消えてない
和「ちょっと待って...お前なんで泣いてんの」
「え？」
先生が目元を触ると溜まっていた涙が乾いた頬を伝った
自分が泣いてるのにも気付かないとかどれだけ鈍感なんだろう...
和「なんかあったから泣いてるんでしょうが...学校で会える回数も減ったし寂しくなった？」
抱きしめてくれた先生が後頭部をポンポンして落ち着かせてくれる
「うん...それもある...」
和「フハ。それ以外もあるのね...今ならAちゃんのお悩み無料で聞いちゃう♪
てかここで無理矢理でも言わせないとお前俺の見てない所で泣きそうだからちゃんと言って」
急に真面目な声になった先生に息が詰まりそうだ
嘘を言っても結局見透かされてしまうのが怖くて
「友達に彼氏が大学生って嘘ついた...」
和「まぁ...それは正直に言えない所だな...」
「これからも色んな人にそうやって嘘をついてくのかと思ったら怖くなって...申し訳なくて...」
自分達の身を守る為の嘘は大きく大きくなりそうで恐怖と罪悪感ばかり残していく
それが正しいのかも分からなくて
先生と付き合ってていいのかも分からなくなる
和「そっか...優しいね...Aは」
「それって優しいの？」
和「うん。申し訳なさとかねーもん、俺。嘘もさ...人を傷つける嘘じゃないから..あんまり気にすんな」
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ゆいな(プロフ) - あやさん» 面白いと言って頂きありがとうございます。Secretはパス無しのフラグ付になりますので、18歳以上の方なら普通にご覧になれると思いますよー!! (2016年10月2日 22時) (
レス) id: 0811493db0 (このIDを非表示/違反報告)
あや(プロフ) - とても面白い作品で読むのが楽しいです！Secret の方はどちらで読めるのでしょうか？() (2016年10月1日 19時) (レス) id: c800664dd6 (このIDを非表示/違反報告)
yuina(プロフ) - yume_sagiさん» こちらこそよろしくお願いします♪ (2015年5月20日 10時) (レス) id: 334a9eeba4 (このIDを非表示/違反報告)
yume_sagi(プロフ) - 読ませていただきます。よろしくお願いします。 (2015年5月18日 19時) (レス) id: 9955d318e8 (このIDを非表示/違反報告)
yuina(プロフ) - yume_sagiさん» コメありがとうございます!!センセイの本編は完結しておりますのでぜひ最後まで読んで頂けたらと思います。お時間ありましたら是非隣の〜も宜しくお願いします。 (2015年5月17日 16時) (レス) id: b0b1553609 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：yuina
| 作成日時：2015年2月16日 10時
