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家を飛び出ようとした扉を開けた瞬間だ。
腕を引っ張られた反動でグラリと背中から和くんの方へと倒れるのと同時に頬へと触れる冷たい唇の感触･･･と
「ひっ!!」
思わず出た声にならない声
ドアが開けっ放しだったせいで廊下を歩くランドセルを背負った小5.6年生ぽい女の子とバッチリ目が合ってしまい勢いあまって手で和くんの頭を押しのけた
「行ってきます!!」
小学生に見られた事を知らずな和くんがどんな顔してたかなんて見る事もなくそのまま小走りでエレベーターホールまで行くとまさかのさっきの女の子がドアを開けて待っててくれて「ゴメンネ」なんてにこやかに言って彼女の横に立ったけれどエレベーターを出るまで気が気じゃ無かった
扉の開けっ放しには要注意だわ･･
そんな事を悶々と考えながら到着した職場。
もう随分と見慣れた場所
高校時代にいっぱいお世話になった場所に「今日からまたお世話になります」と頭を下げる
頭を上げて頭上を見れば看板にデカデカと書かれているのは『嵐塾東校』
今日から働く場所は実は和くんと同じ所だ。
･
･
思えば和くんとバイトに重点を置いた大学生前半
和くんには注意されてたけど単位を落としてもまぁいいや、なんて気楽に考えていた。
それが3年になれば周りは1.2年で頑張ってた子が殆どでもしかして単位数ヤバイ？と思って和くんに相談したら「あれだけ言ってたのにふざけんな」「留年したら別れるよ」って相当怒られ脅されて
やっとスイッチが入ったものの就職戦争には出遅れやっとやっと内定を貰ったのは和くんに内緒で受けた嵐塾の事務
まぁ東校じゃなければいいや、って思えば東校への配属･･
報告すれば「まぁ、良かったんじゃないの？おめでと」って超あっさり。
もうちょっと甘いの期待したのに、嬉しそうにしてくれたっていいのに期待ハズレ･･
って、既に煩悩ばっかりで最悪だ、ワタシ･･
そんな自分バシバシと両頬を叩いて気合を入れる
○「･･･入んないんですか？」
後ろからの声に頬に手を当てたままグルンを後ろを向くとそこには長身の男の人
この人も新入社員なのかな･･？
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baaagu(プロフ) - 一気読みしちゃいました！センセイやばいですね！結婚まで見たいです！そして子供まで、、、！欲張りですいません！それくらい好きなんです！続編見たいですお願いします。 (2018年4月18日 20時) (
レス) id: 2907bb6f1f (このIDを非表示/違反報告)
とも(プロフ) - 再びこんにちは！センセイシリーズに、ハマってます(*^艸^*)彼女ちゃんにゾッコンでメロメロな先生が大好きです(*^^*)そんなに愛される彼女ちゃんも純情で…とってもお似合いだな(*≧∀≦*)っと思いながら夢中で拝見させて頂きました(^o^ゞもーっと続きが覗きたいです♪ (2018年3月17日 8時) (レス) id: b4753fc97a (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - みつさん» みっちゃん〜〜ありがとうございまーす!!センセイは基本密室と名の付く所に行くとダメな甘々なお方です（笑） (2016年10月2日 22時) (レス) id: 0811493db0 (このIDを非表示/違反報告)
みつ(プロフ) - やっと読み終わった♪青い鳥でお世話になってまふ｡糖度高めのセンセイ､ごちそうさまでした♪資料室ー！←テンションMAX（笑）完結お疲れさまでした。ありがとう♪ (2016年9月18日 10時) (レス) id: e4f493f611 (このIDを非表示/違反報告)
ゆいな(プロフ) - 咲(智咲)さん» 咲ちゃーん!!おねぇちゃーーーーーん!!!ありがっとん★今後ともよろしくです← (2016年8月31日 16時) (レス) id: 49b83ff3a5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆいな
| 作成日時：2015年5月23日 0時
