一方その頃(d!サイド) ページ20
※ゾムside
「あぁっ！」
「…なんやエミさん」
総統室に向かう途中、エミさんがいきなり大声を出して立ち止まった。
すぐに歩き始めたので大したことはないのだろうが、さっきからぶつぶつと喋っている。
「いや…Aさんに我々語で喋ってもうたなって…。大丈夫かな…待っててって言ったけど……ああ、やっぱり戻った方がええかな……」
「はぇー。ま、大丈夫やろ。それよりはよ行こうや」
何故総統室に向かっているのかと言うと、グルッペンから召集令が出たからだ。早く行くに越したことはない。
四方八方知らないことだらけだろうし、Aも大人しくしているだろう。
総統室に入ると、既に他のメンツは揃っていた。
呑気に歩いてきたのは俺たちだけだったようだ。知ってたけど。…許してクレメンス。
全員揃ったのを確認すると、グルッペンは話し始めた。
「先程焼き払ったキャンプだが、中にめぼしい物は無かった。奴らは北側で通じあっている可能性が高い。内通者の線も洗っているが、あまり──」
「──失礼しますっ！突然の報告で申し訳ございません！例の方が我々の制止を聞かず外へ…！途中で見失ってしまいまして、現在行方が分かりません…！」
扉の外からの報告に、グルッペンはすぐに確認をとる。
「……会議は延期だ」
エミさんの顔色を伺うと、サァァッと血の気が引いていくのが見えた。
(どんまいエミさん。伝わってなかってんな…)
「グルッペン」
「ああ、頼む」
水が拭き取られ、綺麗になっている窓枠に足をかける。
「大先生は引き続き調査を続行、ロボロは情報操作を頼む」
「「了解」」
「他は三グループに分ける。捜索部隊は基地内、周辺地域で分かれて捜索してくれ。残りはここで待機だ」
作戦の概要を聞き、今朝と同じように飛び降りる。
それならば、俺が向かうべきなのは裏の森だろう。
「…日本語かぁ……」
(A…見つけたくないな…)
しばらくして、パァンッという銃声が森に響く。
体は無意識のうちに音の方角へと向かっていた。
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Lento(プロフ) - 南無南無さん» ひぇ…！ありがとうございます……！まだまだ続きますので、お楽しみ下さい♪(カメ) (2020年3月5日 12時) (
レス) id: 109e7882d5 (このIDを非表示/違反報告)
南無南無(プロフ) - めっちゃおもろいやんけぇ…！もっと早くに知っていたら…くそう！無念！！ (2020年2月25日 22時) (レス) id: e2dd911ff4 (このIDを非表示/違反報告)
Lento(プロフ) - 琴律さん» 全然大丈夫ですよw！めちゃめちゃ応援ありがとうございます！続きもよろしくお願いします♪(カメ) (2020年2月10日 19時) (レス) id: 109e7882d5 (このIDを非表示/違反報告)
琴律(プロフ) - すみません！！ほんまにすみません！！間違って低評価してしまいました！！！ほんまにすみません！！そんなこと一ミリも思っておりません！！応援してます！！もうめっちゃおu(( (2020年2月10日 18時) (レス) id: b4e402c9aa (このIDを非表示/違反報告)
Lento(プロフ) - 抹茶さん» コメント、応援ありがとうございます！続きもお楽しみください(≧∇≦)♪(カメ) (2020年2月10日 18時) (レス) id: 109e7882d5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Lento & こい x他1人 | 作成日時：2019年11月4日 21時
