第十九話 ページ22
Aは鞘から刀を出し、目の前の岩を斬るイメージをする。
そして刀を上に上げて……
貴方「……ハァッ!!」
下に降ろす……が______
ガンッ___という音だけが響くだけで、いつまで経っても岩は斬れない。
このまま、斬れないのだろうか……。
禰豆子と炭治郎を、人間に戻せずそのまま死なせてしまうのだろうか……。
貴方「……ッ」
不安、恐怖……色んな感情がAを襲うそんな時_____
_______
___________
「____後悔する前に行動しろ」
貴方「……ッ!!!」
ふと上を見上げるとそこには、狐のようなお面を着け、静かに岩の上に座る……木刀を持った男がいた。
その少年からは、気配も匂いもしない。
「どんな苦しみにも黙って耐えろ。
……お前が、"男"になりたいのなら」
貴方「!!!」
そう言って、ゆっくりと立ち上がり……そのまま岩から降りて、木刀をAに向かって振り下ろした。
Aは咄嗟に刀を持っていない左手でその木刀を受け止め、すぐにバックステップをして離れる。
貴方「……ッ!!」
「……フ……ッ」
そんなAに向かってまた距離を縮め木刀を振るい、そしてその木刀を素手で受け止める。
「お前の手に持っている
貴方「……!」
______どうしてこの人は突然攻撃をしてきたんだ。
何も分からないまま、俺は言われた通りに刀で防御しようとした……が。
貴方「……ゔぐッ」
少年の木刀にかかった力に負けたAは、そのまま後ろに飛んでしまった。
飛んだ身体を回転させ、地面に足から付く。
「……いつまで尻をついているのか。
構いもせずに……」
貴方「!!」
そう言われたAは、すぐに立ち上がり刀を構える。
そんな彼女の姿に、少年は少し満足気に声を出し……"そのままかかってこい"と言った。
貴方「だ、だが君は木刀で俺は真剣だ……!!」
Aがそう言うと、少年は下を向いて肩を震わせた。
「……く……ククッ……アッハハハ!!
ッそれはそれは……心配して頂いて有難いことだ……!」
"お前は俺に怪我をさせると思っているというわけか"と、そう言った少年の声は……
____少し怒っているように感じた。
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もこ(プロフ) - 初コメ失礼しますね!私逆ハー大好物なので嬉しいです!鬼滅の刃のキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってくださいね! (2023年4月14日 21時) (レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - ひゃくまるさん» 許可もらった!!嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります!!(`・ω・´) (2019年8月25日 10時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃくまる(プロフ) - ありがとうございます!ぜひぜひ、使って下さい!もうすぐ続編なんですね、楽しみです(* ̄∇ ̄*) (2019年8月25日 9時) (レス) id: 057beedb8c (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - 上手すぎて目眩がッ!!ありがとです!(興奮)もうすぐ続編なので、使わせてくださいッ! (2019年8月25日 2時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃくまる(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/2/9/d/29de397f5bb1d59cf9a14e1c54b4764a.pngできましたので貼っときます!作者さんイラスト上手いので気に入るかわかりませんが(^-^; (2019年8月24日 18時) (レス) id: 057beedb8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキ | 作成日時:2019年8月13日 3時