第三十四話 ページ37
泣き終わった後、小屋の中で鱗滝と対面するように星座をするA。
禰豆子と炭治郎は、奥の部屋で眠ってしまった。
鱗滝「そうか……異形の鬼をやったか」
貴方「はい……」
コクリと頷きながらそう言うと、鱗滝は"本当によく帰ってきた"とAを褒める。
貴方「……はい……!」
*
___その後、鱗滝さんが軽く鬼について教えてくれた。
鬼にはいくつか種類があり、血鬼術という特殊な術を使う鬼は、異能の鬼だと。
そしてこれから、沢山の異能の鬼と出会い困難が待ち受けているだろうと。
貴方「……あの、禰豆子は他の鬼とは違うみたいなんですけど……
その、血鬼術というものなんですか?」
鱗滝「いや、そうではないな」
これは憶測だが____
"禰豆子は人の血肉を喰らう代わりに、眠ることで体力を回復させている"と、鱗滝さんは言った。
貴方「……その、炭治郎は……」
炭治郎が寝ている方の引き戸をちらりと見ながらそう言うと、鱗滝さんは下を向いた。
鱗滝「……炭治郎は恐らく、もっとも"人に近い"鬼なのかもしれない」
_____そう言った鱗滝さんの声は、いつもより少しすき通っていた。
……太陽の下で過ごし、血肉を喰わず、人間の食べ物も手をつけない。
炭治郎はどうやって生き続けているのだろうか……。
貴方「(____炭治郎……)」
寝ている炭治郎の頬をそっと触れ、優しく撫でる。
いつか、勝手に居なくなってしまうんじゃないかと思うと……怖い。
貴方「(いや、大丈夫。
二人は俺が……必ず守るから)」
____禰豆子も炭治郎も守ってみせる。
炭治郎が死んでしまう前に、二人を人間に戻し、そして……死んでしまった家族の分まで、絶対に幸せにしてやるんだ。
________そう思いながら、Aはゆっくりと瞳を閉じた。
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もこ(プロフ) - 初コメ失礼しますね!私逆ハー大好物なので嬉しいです!鬼滅の刃のキャラ全員推しなので嬉しいです!更新頑張ってくださいね! (2023年4月14日 21時) (レス) id: 3b02df20c8 (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - ひゃくまるさん» 許可もらった!!嬉しいです!!ありがとうございます!頑張ります!!(`・ω・´) (2019年8月25日 10時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃくまる(プロフ) - ありがとうございます!ぜひぜひ、使って下さい!もうすぐ続編なんですね、楽しみです(* ̄∇ ̄*) (2019年8月25日 9時) (レス) id: 057beedb8c (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - 上手すぎて目眩がッ!!ありがとです!(興奮)もうすぐ続編なので、使わせてくださいッ! (2019年8月25日 2時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)
ひゃくまる(プロフ) - http://uranai.nosv.org/img/user/data/2/9/d/29de397f5bb1d59cf9a14e1c54b4764a.pngできましたので貼っときます!作者さんイラスト上手いので気に入るかわかりませんが(^-^; (2019年8月24日 18時) (レス) id: 057beedb8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ユキ | 作成日時:2019年8月13日 3時