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第3話:妹?姉?弟?兄? ページ4

「ついたよ」


扉の前に立ち止まり、ハイネ先生をゆっくり見下ろす。

ハイネ先生はそれに築き、ムスッとした顔で”見下ろすのを止めて下さい王子”と言ってきた。
身長的に無理だよね〜。


「ハイネ先生は面白いね〜。」


「そう思って頂けて幸いです。」


「むっ、その反応はつまんないな〜。」


そう言うと、また塩対応で”そうですか”と一言。
皆は扉の前で何無駄話してるんだと思うけど仕方がないと思う。

この扉、なんか開かないし...。


「あの、王子。
この部屋で合ってるんですよね?」


「合ってるよ!僕が自分の家を間違えるとでも?」


「ですよね。」


そんなくだらない事を喋っていると、突然扉が開いた。

驚いてサッとハイネ先生の後ろに隠れる自分。
それに驚くハイネ先生。
まさにカオスでした。


「ようこそ、先生。
歓迎します─────」


まず真っ先に前に出て、王子らしい挨拶をするレオンハルト・フォン・グランツライヒ王子、通称レオン。

僕は呆れながらハイネ先生の隣から離れ、レオン達の方に行く。


するとレオンが────


「──なんて言うと思ったか!」


でた、レオンの先生嫌い。
こいつは人一倍教師が大嫌いで、よく勉強から逃げてはトロフィーを持って帰ってくる事が多い。


正直僕はただの運動馬鹿と思っている。


「レーオン!」


「うわっ!A!いきなり抱きつくな!」


「先生に向かって帰れ宣言するレオンが悪いんだよ?はいよしよし。」


「止めろA!お前は僕の姉さんか!?」


レオンを抱きしめながらなでなでする僕と、顔を赤く染めてツンデレするレオンハルト王子。

そんな僕達の会話を反目で見ているハイネ先生。
そんな先生を”つーかまーえたっ!”といって抱っこする男、名前はリヒト。

第五王子だ。


「A、そろそろはして...む、胸が。」


「対して無いから気にしなーい気にしない。」


そんなやり取りをしてると、ハイネ先生は”教育指導!”と言いながらレオンを叩く。

僕は驚いてレオンから離れると、ハイネ先生は僕にもぺちっと優しく頭を叩いた。


「いたっ」


「ぐ、グーパンチ...だと?王子に向かってグーパンチだと??」


「教育指導です、私は王室教師なので。」


なんて言いながら、またレオンを叩くハイネ先生。

僕達を叩く教師なんて、初めて見たな。









────ハイネ先生...か。

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桃月千璃 - お話が、凄く面白かったです。ハイネ先生可愛い〜!更新、頑張って下さい。 (2017年8月24日 11時) (レス) id: c1fb54f25b (このIDを非表示/違反報告)
N - ハイネ先生めちゃくちゃかわいいです!w夢主の行動も面白いですねこれからも頑張ってくださいたのしみにしてます (2017年7月17日 14時) (レス) id: c7e8202acd (このIDを非表示/違反報告)
愛乃 - アツナさん» いえいえ。私的に、チョー好みです♪ (2017年7月3日 15時) (レス) id: 87f3178fb7 (このIDを非表示/違反報告)
アツナ(プロフ) - 愛乃さん» コメントありがとうございます!正直ハイネ先生のキャラ不安だったんですけど、喜んでもらえて良かったです(*´▽`*) (2017年7月3日 15時) (レス) id: 42ca496839 (このIDを非表示/違反報告)
愛乃 - お話が面白いです。ハイネ様も可愛い・・・!頑張ってください!! (2017年7月2日 20時) (レス) id: 87f3178fb7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アツナ | 作成日時:2017年6月20日 23時

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