155話 ページ7
負の方向に持っていかれるイナズマジャパンのメンバー達、この状況はまずいどうしたものか…
「どうしたんだ皆!!まだ試合は終わってない!もっともっと先に行くんだろ!!」
背番号8を仲間の方に向け、キャプテンだけは敵を見据えて戦う意志を見せ続けていた。この絶望的な状況においても、キャプテンは試合を諦めてはいなかったのだ。
残り時間を考えると2点差を追いつくのはさすがに無理だと落ち込む仲間たち。だがキャプテンはここでぶっ飛ぶ発言をしてみせる。
「だったら、2点同時に取ればいい!」
その言葉は理解不能であった。何度も書いてきた通り、サッカーは野球と違ってどんな美麗なシュートを決めても一度に入る点は1点だ。それをキャプテンは同時に2点取ると言う。
「ははは、これは流石の私も驚いたよ…」
「嫌、出来るかもしれませんよ?」
その言葉はさらに鉄角たちを驚かせる。真名部と、おそらく真名部と同時にカラクリに気付いた皆帆は顔を見合わせてうなづき合う。そして真名部は自信満々にキャプテンを見つめた
鉄角はさっきまでの諦めの心境を忘れ、どうやって2点を同時に取るのかということに心を奪われていた。それがチーム全体にも前向きなムードを醸し出していた。
慎重な性格ながらトドメを刺したつもりのドミトリーはまだ目に諦めの色を見せないイナズマジャパンの態度に動揺する。
「イナズマジャパンのキックオフで試合再開!得点は4対2でストームウルフがリード!イナズマジャパン追い込まれたぁ!」
「2点同時か…面白いやってやろうじゃん!!」
皆はまだ、まだ、諦めなかった…たった1人の選択でこんなにも変わる、サッカーというスポーツはとっても面白いスポーツだという事を、私は全世界に知らしめてやりたいここからが私の活躍見せ所だ!!!と私はそう想いギュッとイナズママークのある部分を掴んだ
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おなら野郎(プロフ) - 面白すぎじゃありませんか!!!???ちょ、好きすぎてやばいです(真顔) (2021年6月26日 11時) (レス) id: f99b57ddf8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぴぴ | 作成日時:2021年6月21日 0時