アイデンティティ4 (ページ47)

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１９５話ページ47

「だが、どんな状況でも俺たちは負ける訳には行かない」

「サンドリアスの代表もそう考えているでしょうね」

「………」

どんな環境であろうが地球のために負けるわけにはいかないと神童は決意を述べる。その考えはとりも直さずサンドリアス人も同じ意気込みで試合に臨んでくるはずなのだが。

「剣城！終わったらシュート練付き合ってくれ！！」

私は何時もの調子を取り戻し剣城に練習を頼んだ

「ふ、その調子ならもう大丈夫そうだな…」

「あっ！あっちの店良さそう！！ねぇねぇ行ってみよう！！」

「っこら！！迷子になるから離れるんじゃない！！」

私はグイグイと剣城を引っ張り、気になる店を片っ端から片付けていこうとしたら神童に後ろから怒鳴られた

「…そろそろ天馬達のところに戻るか」

「そうだね～！！だいぶ回ったし～！！ねぇ剣城みて！さっきの店でタダでネックレス貰っちゃった！！」

深紅の赤色に光るネックレスだ、サンドリアスの惑星の色と少し似ているかもしれない無くすと悪いから首にぶら下げて置くことにした

「あっ、居たぞ！天馬！！」

「神童さん！！」

心強い仲間たちとの再会に笑顔がこぼれるキャプテンと葵さんの2人だったが、神童達の姿を見てその笑顔がやや引きつっていた