ネコマムシ ページ38
「お邪魔します」
静かにドアを開け俺は言う
中には大きなベッドがあってそこに何かが横になっている
「ネコマムシの旦那〜起きてくださーい」
俺はネコマムシの体を揺らした
ネコマムシ「何だ…て、フラン！」
「オーネコマムシの、グフ」
今ネコマムシの下敷きになっている
「ネコ、マ、ムシ…お、重い」
ネコマムシ「おおすまなかった」
「し、死ぬかと思った」
ネコマムシ「でも、フランがここにまた来るなんてな！どうかしたのか」
俺は体制を整えて言う
「嗚呼、ここに少し居させてくれないか？」
ネコマムシ「いいぞ！」
「一応俺はあそこの『洞窟』寝ておくから」
ネコマムシ「遠慮はしなくていいのに」
「イヌアラシにばれたら大変だろう」
俺はそう言って外に出る
外にはハートの海賊団がいた
シャチ「ヒソヒ、あ、きた」
「あ、先行ってていいのに」
ペンギン「それより女だってほんと？」
「嗚呼、本当だ」
シャチ「なんで男の服着てんだよ」
「女として見られたくないから…それとこっちのほうが楽だから」
ハートの海賊団「？？？？」
「女ものは大体フリルとかついてるだろう？だからだ」
ベポ「なーるほど」
シャチ「そんで名は？」
「フランだ…ルーキーだ」
ペンギン「2年前シャボンシティに来ましたか？」
「ん〜一応」
ペンギン「その時キャプテンと会いましたか？」
「正直会えなかった…その代わりに俺の弟だった」
シャチ「弟って誰すか？」
「ユースタス キャプテン キッド…」
ペンギン「…で、フランさんはどこに住むんですか？キャプテンを待つんだったら相当な時間が要りますよ？」
「あのさぁその『フラン』て言う言い方やめてくれない？何なら『兄貴』でいいから」
ペンギン「兄貴？」
「そう兄貴」
シャチ「女なのに？」
「嗚呼」
ベポ「本題と離れているような…」
ペンギン「あ、それでどこに住むんですか？」
「あそこの…
『小さな洞窟』」
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作者名：飛竜 | 作成日時：2017年4月15日 17時
