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ヒーロー、ヒーローかぁ…なんか、若いなぁ。
いや、見た感じ歳は変わらなさそうだけど。
「困ってるには困ってるから、まぁ悩んではいますけど…」
「仕事のことだろう？かなり話し込んでたね！」
「あはは、まぁ大分。」
仕事が無くなったんだ、当たり前だけど穏やかではない。
今日はそろそろ帰って明日のことは明日の自分に任せようか…いや、結局は自分なんだけど。
「もう日本帰ろうかな……」
アメリカで仕事してました、とか英語それなりに堪能です、とか。それだけでも需要はあると思うし…
もしかしたらこっちより探しやすいかもしれない。
「それは駄目だぞ！」
『それは駄目だぞ！』って何ででしょうか。
独り言のように呟いたのはしっかりと彼に拾われ、なぜかムッとした表情で駄目だと言われる始末。謎だ。
最後の酒を飲み干して、グラスをテーブルに置いた所でその手を握られ顔が近付く。
「な、なに…」
「よし、俺の所で働けば良い！仕事探してるんだろう？」
「え、いやそうですけど…！」
よし決まりだ！と声高らかに言う彼はそのまま私の手を引いてさっさと会計をしてしまう。
「まってまって！ちょっ…力強っ！？」
店長の方を見ても、何かあれば電話でもしろとジェスチャー付きで言われるだけ。
それだけで終わると言うことはこの人と店長も顔馴染みと言うこと、つまり悪い人ではない。
でもそれにしたって強引すぎる。
「あ、そう言えば自己紹介してなかった…俺はアメリカ！」
「あめ、りか…？？国の？」
「そうだぞ！そして、君みたいな困った人を助けるヒーローさ！」
彼は国、らしい。高笑いする彼を横目に、悶々と思考を巡らせる。アルコールで微妙に考えきれないけれど。
つまり、何だ…
前言撤回、彼…アメリカさんは私よりめちゃくちゃ年上じゃん。
「君の名前はなんて言うんだい？」
「し、白雪A、です…」
「シラユキ…A！何だかキュートな響きの名前だね！」
これからよろしく！と両手で私の手を包み込んでブンブン振るアメリカさん。
あの、そもそも仕事内容とか聞いてないんですが…？？
＿＿＿＿＿＿
アメリカ / 仮想年齢19歳
日本系の居酒屋で出会ったパワフルな青年。後のご主人(??)
見た感じじゃ全然わからないけどAさんに声を掛けた理由はほぼ一目惚れらしいよ！
「これでもちょっと緊張したんだぞ！！」
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櫻闇 - ほのぼのしてて好きです。愛しています。あと、メリカが可愛い過ぎて辛いです。続き待っています。 (2021年4月3日 0時) (
レス) id: b29450610e (このIDを非表示/違反報告)
めんめんくじら - 現実にアメリカが居たら私もなりたいものです。現実逃避 (2021年3月8日 4時) (レス) id: 50e2765398 (このIDを非表示/違反報告)
A-tisハルナ - メリカ推しなんですか？私は眉毛推しです…味音痴(( (2021年2月26日 16時) (レス) id: 0f50a1ef1e (このIDを非表示/違反報告)
かさ(プロフ) - A-tisハルナさん» ありがとうございます！執筆の方頑張らせていただきます…！ (2021年2月26日 8時) (レス) id: 99af105a43 (このIDを非表示/違反報告)
A-tisハルナ - 癒されました〜！私も初心者です！執筆、頑張ってください！ (2021年2月25日 22時) (レス) id: 0f50a1ef1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かさ | 作成日時：2021年2月25日 1時
