君は嘘ばかり (ページ7)

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ただの友達ページ7

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まさか、まさかいるなんて

「 …彼氏？」

「いやいや！違います！絶対にないです！」

やばい、きっと今私の顔真っ赤だ

「そっか、よかった」

…ん？よかった？とは？？

この笑顔は何だ、、、確信犯

「あ、俺用事思い出したから帰るわ」

「え、えっ」

そう言った永瀬くんの方を振り向いた時には

ガチャと音を立ててドアの向こうで

片手をあげてる姿が見えた

用事…って、突然すぎるでしょ！

残された私と岸先輩とそのお友達2人

「あ、えっと…じゃ、私もこれで… 」

流石に永瀬くん無しでここにいる意味がわからない

まず居場所がない

「ちょっと待って」

「え、」

「もう暗くなるし、1人じゃ危ないし」

…

岸先輩の隣をこんなに長く歩くのは初めてだ

いやまあ電車で隣の席に座ったけども

けどあの時と今じゃ違うし

なんかちょっと…ドキドキする

「さっきのさ、彼氏じゃないんだよね？」

「ただの友達ですよ」

相手はどう思ってるか知らないけど

仲悪いことはない、、と思ってる

「 Aちゃんの友達って羨ましいな」

「 …私なんかのですか？」

岸先輩は何も考えずに

サラッとこういうことを言う

「 Aちゃんのがいいじゃん」

深い意味を考えたら負けだ

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