6時です、おっきの時間です

4 ページ8

今から3時間目だ。3時間目は1組、2組、3組が外で朝顔を描く。

二「おかえり〜」

二「蓮くん、3時間目はお外で朝顔の観察をして絵を描きます」

二「1組さん、2組さん、3組さんのみんなでします」

蓮「朝顔のお絵描きです。お外です」

蓮「みんないっしょ？」

二「そうだよ」

蓮「しょうたくんも？」

二「うん」

二「お外いこっか」

蓮「お外いこっか！」


朝はパニックになってたけどもう大丈夫そう。よかった。


(チャイム)

櫻「1組の日直さん、始まりの挨拶をお願いします」

「いまから、3時間目のじゅぎょうをはじめます」

「「「はじめましょう」」」

一年生主任の櫻井先生をきっかけに3時間目が始まる

二「蓮くん、3時間目の授業を始めます」

蓮「はじめます」

言葉を発するのが苦手な蓮くんには復唱させる。


櫻「まずは、先生の話を聞いてください」

櫻「今日は朝顔の観察をします。朝顔の葉っぱはどんな形かな？どんな色かな？どんな手触りかな？を絵に描いたり、言葉で書いてください」

櫻「1組さんのお友達、２組さんのお友達、3組さんのお友達だれとでも楽しく描いてください」

櫻「これで先生の話を終わります」


長く話してたから櫻井先生の話は抜けてるとこがあると思うけど今日はそのままにしてみよう。


翔「れーん！いっしょにかこ！」

蓮「朝顔を描きます..」

翔「そうだよ！いっしょにかこう？」

蓮「うん」

早速翔太くんが来てくれて一緒に描くことに。

翔「はっぱは、はーと みたいだね」

蓮「はーと」

翔「いろは、、」


翔太くんが蓮くんをリードしてくれそうなので、その場で周りを見渡してみる。

あ、あの子1人だ。ここで俺が声をかけても意味無いよな。どうしよう。


翔「にのみやせんせ、どうかしたの？」

二「なんで？」

翔「いままで、蓮のことみてたのに みてないから」

二「翔太くんは周りをよく見てるね。すごいね」

翔「蓮をおねがいねっていわれてるから！」

二「そうなんだ」

翔「あっ、あの子1人だ。声かけようかな、でも蓮をどうしよう」

二「蓮くんに一回言って、声かけてきたら？」

二「蓮くんは先生が見てるから」

翔「おねがいします！」


翔「蓮、1組じゃない子ここにきてもいい？」

蓮「……？……(ｺｸｯ)」

わかってるか微妙だな。でも翔太くんが説明してくれたし大丈夫だろう。

新たな友達→←3

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す