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今日は昼から土砂降りの雨。
天気予報そんなこと言ってたかな〜

帰りまで結局やまず、りょーすけの傘に入れてもらうことに
駅まで歩いてたら後ろからやまだ〜って呼ばれてたから振り返った

「あっいのおちゃん♪」

おれもいるから!ってもう1人ちっちゃい先輩?が僕の前に出てきた

「お前が転校生?
おれ有岡大貴。2年だよ!よろしくね♪」


「大ちゃんまたぐいぐい行き過ぎ笑」


いのちゃんが優しく笑う


「知念侑李です♪よろしくです」


なんか明るくて裏表なさそう
りょーすけとかいのちゃんとタイプが違うな


「ほんと可愛いなぁ!ひかといのちゃんが絶賛してたから会いたかった!」

「よく言われます♡」


そう言ったらこいつ〜って肩をガシって捕まえられる


「あっやまだお前今日バイト入ってたよな
キャンペーンのポップ昨日作ったから今日帰り貼っといて〜」

「えっ!俺作るって言ったのに!いのおちゃんのポップちょっと独創的すぎて....」

「なんだよ笑
昨日暇でさ〜
今回すげー頑張ったから大丈夫」

楽しそうに話が盛り上がる2人
同じバイトなんだ。
ちょっぴり寂しそうな大ちゃん


もしかして....







「いのちゃんこっちでしょ」

「あっそうだった!」

大ちゃんに引っ張られるいのちゃん


「どっか寄るの?」


「あっ映画見て帰ろうって言ってて...」



「そうなんだ。楽しんできてね♪」


仲良く歩いていく2人...

それを寂しそうに見つめるりょーすけ。



これは確定かな♪









「いのちゃんって綺麗な顔してるよね」

「えっ..う、うん」

ちょっと戸惑うりょーすけ





「僕ね綺麗なものが好きなの」

「........」








「いのちゃん欲しいな...」








「はっ⁉」

りょーすけが眉間にシワ寄せて僕を見る





「僕、欲しいものは絶対手に入れないと気が済まないの...」



「えっ...さっきから何言ってんの?全然笑えないんだけど...」

りょーすけの顔がひきつる



「ねぇ、あの2人って付き合ってるの?」



「.....いや...どうだろ」




「じゃあ別に問題ないよね...僕が何しても」

「.........」









「僕、目的の為なら手段は選ばないから」








ちょっと本気モードの顔してそう言ったら
急にりょーすけが怖い顔で僕を引っ張って狭い路地に入った


「あの2人付き合ってる....
もしあの2人になんかしたら俺が絶対許さねーから!」






雨粒で肩が濡れて冷たい...

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作者名:みー | 作成日時:2017年4月8日 2時

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