45 ページ46
arside
「な...にそれ....いつの話？」
心臓がドクドクいってる...
「さぁ〜知らないけど」
「いのちゃん...どうなったの？」
先を聞くのが怖い...
知念が眉間にシワを寄せて意味深に俺の目を見てくる
嘘でしょ...
「たまたま通りかかった裕翔が助けたみたい」
ホッ....
「.....そうなんだ」
裕翔が...
でも良かった
もしかしてあの日...
「昨日も裕翔といのちゃん一緒にいたみたいだよ。りょーすけが会ったって...
何してたんだろうね？浮気？」
えっ...昨日も？
「........また裕翔」
頻繁に会ってるのかな...
キスしてたぐらいだもんね...
もうおれのことはどうでもいいの？
あんなに好きだって言ってくれたじゃん...
目に涙が溜まってくる
「そんな顔しないでよ
冗談だよ...
いのちゃん...
泣いてたみたいだよ」
「えっ...」
「でももし本当にいのちゃんが浮気してたらどうするの？」
そう言われて冷静に考えてみる
「許せないと思う....」
「ふぅ〜ん...
まぁ別れるにしても
ちゃんと話は聞いてあげたら？」
「別れる？」
「うん。もし浮気してるとしたらだよ...
許せないなら別れるしかないでしょ
もしかしたら今も裕翔と一緒にいるかもね」
「........」
別れる....
その言葉で逃げていた現実に一気に引き戻された気がした
おれと話してない時間裕翔と一緒にいるんだろうか...
今も.....
いのちゃんと別れる...
”....大好きだよ”
”ずっと今が続いてほしい”
”大ちゃん...”
”.....大貴...すき”
いろんな時のいのちゃんが頭の中に蘇る
いつもおれのことを見て嬉しそうに笑うあの顔が..
「...いやだ」
「嫌だよ！いのちゃんと別れたくなんかない‼
裕翔のとこにいっちゃったらやだ！」
我慢してた涙がポロポロ流れてくる
無理だよ...たとえ許せないとしても
君がおれの隣から離れていくなんて絶対に嫌だ
「じゃあ、ちゃんと話さないと...
取り返しのつかないことになっちゃうよ」
その言葉に立ち上がる
「知念ありがと！先出るわ！」
店を出てすぐいのちゃんに電話する
会いたい
会いたい
会いたい
でも何回電話しても出ない
バイトっていつから休むんだろ...
一応バイト先にも行ってみたけどいのちゃんの姿はなかった
あといのちゃんの行きそうなところ...
今1番話したくないやつに電話をかけた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 208人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「Hey!Say!JUMP」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みー
| 作成日時：2017年4月8日 2時
