検索窓
今日:18 hit、昨日:3 hit、合計:154,477 hit

44 ページ45

arside



あれから4日経ったけどまだいのちゃんとは話してない

話したいって何回か言われてLIN◯もきてたけど、あんな決定的なとこ見せられて話す気もしない

「お前らどうすんの...?」

見守ってくれてたひかもとうとう聞いてきた

「いのちゃんが悪いって自分で言ってたけどそんなに悪いことしたの?」

「.........」


なんだ...もう自分で認めてるじゃん


「そうなんじゃない...おれも真相はしらないから」

「じゃあちゃんと話したら?」

「今は話したくない」

「大ちゃん....」


最近はいのちゃんも諦めたみたいで話しかけて来なくなった

このまま自然消滅するのかな...







部活を終えて帰ろうとしたら珍しく知念から電話がかかってきた

「大ちゃん部活終わった?」

「あっ今ちょうど帰るとこ」

「ご飯食べに行きたいな♪」


「........


いのちゃんから何か聞いたの?」


「いいや...りょーすけもうお金ないからさ
優しい先輩に奢って貰おうかなって思って」


「なんだよそれ!笑」


なんとなく知念にはNOって言えなくて
結局近くのファストフード店で待ち合わせた




注文したハンバーガーをアムアム美味しそうに食べる知念を見てたら可愛くて、まぁたまにはいっかって思えてくる

ハッ!
いかんいかん


「おれじゃなくていのちゃんかひかに頼めよ...
おれバイトもしてないんだし」



知念が上目遣いでじろりとおれを見る


「そのおたくのいのちゃんの事で
僕のりょーすけ頭いっぱいなんだけど
どーしてくれんの?」



えっ...


なにそれ...

山田にはいろいろ話してるんだ...




「しらねーよ」



知念が続ける


「いのちゃんバイト当分お休みするんだってね」


えっ...


「なんで?」








「なんかバイト帰りに変な男に襲われたみたい」





「はっ⁉」






考えもしなかった言葉が知念の口から出てきて
血の気が引いた

45→←43



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (87 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
208人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:みー | 作成日時:2017年4月8日 2時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。