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ymside
バイトのシフト出すの今日までだった事に気付いて急いで書いて持っていく途中、いのおちゃんが男に壁に押さえつけられてるのを見て無我夢中で走ってそいつの胸ぐらを掴んだ
よく見るとこの前文化祭に来てた櫻高の1年だった
俺の質問におちょくるように答えるから掴む手に力が入る...
いのおちゃんが大丈夫って言うから力を緩めるとパッと離れて帰っていった
バイト考えろってどういう意味...
「いのおちゃん？大丈夫⁇」
「うん」
月明かりに照らされて見えた手首は赤く痕になってて目は真っ赤に腫れてる
両手でいのおちゃんの手を包む
「全然大丈夫じゃないじゃん‼
何があったの！？」
黙り込むいのおちゃん
「俺にはなんでも話して」
いのおちゃんの肩を掴んで目を見て話す
「........いつまでも
やまだにばっか頼れないよ」
力なくそう言うと歩き出そうとするいのおちゃん
「大ちゃんとも最近一緒にいないから心配だった...
いのおちゃんの笑顔が好きって言ったでしょ！
こんないのおちゃん見てられないの...おれ...」
「.........」
「話してみて」
優しくそう言うと頷くいのちゃん
寒いからそこから1番近い喫茶店に入った
そこは夜はお酒も提供してて、前1回だけランチを食べにきたことがあるお店
平日だからか今日は人も少なかった
いのちゃんが最近あったことをゆっくり話してくれる
知らない男に襲われた⁉⁉
なにそれ....
裕翔が来なかったらと思うとゾッとする
いのおちゃん...そんな怖い思いを...
大ちゃんもタイミング悪すぎだし
ってか急にキスするとかなに考えてんだ‼
裕翔に対する感謝と怒りが同時に起こって複雑な心境だ...
「いのおちゃん...ちょっとバイトお休みしよ
今入ってるシフト俺が代わるから！」
そう言って説得して、すぐにオーナーに電話で話したら心配してくれて了解をもらえた
そこから駅まで一緒に歩く
「俺から大ちゃんに話そうか？」
「いや...それはいい。
バイトのことありがとな
だいぶ気持ちが軽くなった」
そう言って来た電車に乗って帰っていった
「あ"〜もうどうしたらいいんだよ〜」
夜もいのおちゃんが心配でなかなか眠れなかった
「もうほっといたら...本人たちの問題でしょ」
知念が冷たく言い放つ
「冷たいなお前は！2人が別れちゃったらどうすんだよ」
「そこまでの関係ってことだよ」
「.......」
知念の言葉がけっこう鋭く胸に刺さった
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作者名：みー
| 作成日時：2017年4月8日 2時
