君の隣で(やまちね編) (ページ37)

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ymside

知念の誕生日の日

夜の着信から様子がおかしかった知念

でも次の日には普通で、それ以降もいつも通りだった

「りょーすけ～喉乾いた～」

「だからもう金ねぇって」

ちょっと拗ねた顔する知念

「じゃあいいや～。いのちゃんに買ってもらお♪」

はぁ？なんだよそれ！

「ちょっとまて」

2年の教室に行こうとする知念を止める

「えっ？」

「ジュースだったらギリギリいけるから」

「........」

「何飲むの？」

なんか不満そう

「もうカツアゲみたいになってんじゃん
いいよ～ある時で...」

そう言って行ってしまった

確かに...
最近もう俺が出すのが普通になってた
出さなくていいならその方がいいはずなのに

あいつ
もともといのおちゃんと付き合いたかったぽいしな...
いのおちゃん綺麗な顔してるし、優しいし、頭いいし...

やっぱりいのおちゃんの方がいいのかな

て俺は何考えてんだ！

好きでもないのに無理やり付き合わされて、振り回されて、奢らされて...

散々な目に合ってるというのに...

どれだけお人好しだよ‼

分かってるのに...

それでもいつの間にか知念のことはほっとけなくなってる自分がいた