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「いのちゃんは大ちゃんのどんなところが好きなの？」
急に聞かれて悩む
なんだその質問⁉
「え〜....どんなとこ...まぁ笑顔とか...」
「あぁ〜太陽みたいにキラッキラだよね」
「そうそう！こっちも元気になってくる！」
最初はちょっと不審に思ってた質問も、話してるうちにだんだん乗ってしまう
大好きな大ちゃんの話だから表情も自然と緩む
「大ちゃんって天然で見た目小学生みたいなのに、すごくしっかりしてて頼りになるとこもあるよね！」
「この短期間でそれが分かるって凄いな！
本当そうなの！」
「俺人間観察趣味だから♪」
「なんだよその趣味笑」
話してたらけっこう面白いやつだな〜
とか思ってたら大ちゃんが戻ってきた
「なんか盛り上がってんね何の話？」
「おぉっうん...ちょっと..
ここのメニュー美味しそうだなって...
なっ！」
「あっうん笑」
大ちゃんの話してたなんて恥ずかしすぎてさすがに言えない
「ふぅ〜ん...」
程なくして注文した料理が運ばれてくる
さすがオススメの店なだけあって美味い
3人で裕翔のバンドの話やうちの高校の話とか他愛もない話をした。
「あっいのちゃんもLIN◯交換しよ」
「あぁする？」
LIN◯を交換して、裕翔が用事があるって言うからそこで別れた
今からどうしよ...
あっそうだ
「今日さ...
母さんも妹も遅くなるみたいなんだけど...
うちくる？」
ちょっと勇気を出して自分からお誘い
いっつも大ちゃんからだし...
「えっと....今日は帰るわ」
えっ....
「そっか...」
なんだかちょっと気まずいまま電車に乗る
期待した自分が恥ずかしい...
電車の中でも会話はなかった
「じゃあまた明日な」
「うん...また明日」
大ちゃんどうしたんだろ...
体調悪いのかな
珍しく元気がない大ちゃんを心配しながらまだ誰もいない家に帰った
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作者名：みー
| 作成日時：2017年4月8日 2時
