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「大ちゃんは楽器とかしないの？」
「あ〜俺は全く....でも音楽好きだからけっこういろんなジャンル聞くよ！」
「えっ！どんなの？」
おいおいおいおいちょっと待てよ！
一緒に見るのはいいよ...
でもなんでこいつが俺と大ちゃんの間に入ってんだよ！！
3人でひと通り見て回って、知念と合流してちょっと早めだったけど体育館に来てみたら既に前の方はいっぱい！
俺たちは真ん中辺に座った
その時に気づいたら大ちゃん、裕翔、俺、知念の並びに...
おかしいだろ！！
大ちゃんも全く気にしてねーし‼
「いのちゃん顔怖いよ〜」
「......ちね〜ん」
知念の肩に顔をうずめると
頭を撫でてどんまい♡
って言ってくれた
どんまいね...
裕翔やっぱり大ちゃんを狙ってるんじゃ...
「いのちゃんは何か楽器やってるの？」
「ほぇ？」
裕翔に急に聞かれて変な声が出る
「俺は〜....ピアノを少しやってたかな〜」
「ピアノ⁉すごーい‼」
裕翔の目が輝く
「そういえばすごく綺麗な手してるね」
左手を持ってマジマジと見られて恥ずかしくなる
「そ、そうかな...」
「爪も長くて綺麗」
けっこう長く触られてて固まってたら
「いのちゃん、ここ見えにくいから代わって〜」
って言ってくる知念
「おぅ！」
手を離して逃げるように知念と場所を代わる
なんだあいつ
変なフェロモンでも出てんのかな
ちょっとドキドキしてる自分が恥ずかしい
てかさらに大ちゃんから離れてるし！！
そんなことしてる間に照明が落ちていきみんなが立ち上がる
1番目のバンドが出て来てみんなの歓声が上がりライブスタート
最初からかなり盛り上がってめっちゃ楽しい！
そしていよいよトリ
光のバンドが出て来た
やまだ頑張れよ〜！なんだか俺が緊張する‼
照明が上がってみんなの歓声が上がる
でもマイクを持って固まってるやまだ
えっ...大丈夫か⁉
光や後ろのメンバーも不安そうで、観客もザワザワし出した
これは完ぺきにヤバイんじゃ...
そう思った瞬間
「りょーすけ！！！！」
隣の知念から聞いたことないような声が聞こえて体育館中に響いた
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作者名：みー
| 作成日時：2017年4月8日 2時
