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荷造りを終えてふと思い出す
明日は引越しなのに...
あいつ、全然変わってなかったな
“「大ちゃん見て見て」
「ん？なに〜？」
寝転んでパソコン見てる山田の横に並ぶと自然に抱き寄せられてキスされる
最初は恥ずかしかったのに
いつの間にか当たり前になってた
「ほら見て、これ今度の舞台のフライヤー」
「え、嘘！めっちゃ前に名前あるじゃん！」
「俺も頑張ってんだよ」
「ふふっ偉いね〜」
いいこいいこって頭を撫でると視線がぶつかる
それからゆっくり押し倒されて...
「大ちゃんのおかげだよ」
耳障りの良い声でそう言って見つめられる
自分の胸がきゅんって鳴る音が聞こえた気がした
「山田.....好き....」
「うん...」 ”
思い出すのは幸せだった時のことばかり
あんなに泣いたのに...
あいつの笑ってる顔ばかり浮かんでくる
明日からは新しい生活が待ってる
今日だけは
あの頃の思い出に浸ってもいいですか
「大ちゃーん！」
「へ？」
「もう〜何回も呼んでるのに
テレビここでいい？」
「あぁ、うん！」
2人で住む新居
見晴らしが良くて遠くにスカイツリーも見える
いのちゃんの職場からはちょっと遠いけど
俺の職場に近いからって
引越しも終わって段ボールを片付けてたら見慣れない封筒が
「なんだろこれ...」
中身を出すと前にもらった写真が出てきた
「これ大学の時？」
「うん」
「大ちゃんあんまり変わんないね」
「ちょっとは大人になってるでしょ」
「どうかな〜笑」
その中からヒラヒラと1枚の写真が落ちた
「あれ、この人...」
「......」
その写真は俺と山田が自撮りで写ってる写真
俺が山田の肩に頭乗せて2人とも笑ってて...
「昨日店の前ですれ違った人？」
「........うん」
スマホの写真も全部消したのに
なんで...
「いい写真だね...」
「.......」
「付き合ってたの？」
「うん.....」
「そうなんだ...」
「ごめん...こんな写真捨てるね...
そっちの段ボールまだ...」
いのちゃんに抱きしめられて言葉が止まる
「捨てなくていいよ。
その思い出も大ちゃんの一部じゃん」
「....うん
ありがと..いのちゃん」
いのちゃんの優しい言葉に
少しあった罪悪感が
浄化されたような気がした
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みー(プロフ) - 蜜柑さん» こちらこそいつもコメントありがとうございます！率直な感想嬉しいです(^^)書き方いつも同じ感じになってしまって全然上手じゃないです(><)でも褒めてもらえるとやる気が出ます♪急展開ですが、最後まで楽しんで頂けたら嬉しいです(*^^*) (2020年10月22日 15時) (
レス) id: aee308ed46 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 更新ありがとうございます！読み終わっての一言は｢え？｣でした。書き方が上手すぎて話にのめり込みながら読めるのがもうすごすぎます。これからも頑張ってください！！更新いつでも待ってます！ (2020年10月22日 5時) (レス) id: cd99df78f5 (このIDを非表示/違反報告)
みー(プロフ) - 蜜柑さん» 蜜柑さん！嬉しいです(*≧∀≦*)ちょっと曲の解釈とは違うかもしれないですが、読んでくださる方の心に響く作品になったら幸いです(*^^*) (2020年10月21日 14時) (レス) id: aee308ed46 (このIDを非表示/違反報告)
蜜柑(プロフ) - 新作にまでついてきた蜜柑です(←)曲の内容を知ってるから続きを読む度に苦しくなりそうですけど最後まで読ませていただきたいなと思ってます！ (2020年10月21日 7時) (レス) id: cd99df78f5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：みー
| 作成日時：2020年10月20日 23時
