鈍感な君を好きになった話2(inar)

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arside









　







「大ちゃん...」





　









「ん？」







　









「......この前は....酷いこと言ってごめんね」









　
階段を上りながらいのちゃんが小さな声でそう言った






顔を見るけど



前髪に隠れてよく見えない








　

　





　









「許さない」





　






って言ったら
　



いのちゃんがびっくりした顔でこっちを見た





　






「え...」









「だってあれめちゃくちゃ傷ついたし」









「ごめん.....」





















「レッスン来るって約束するまで許さない」
　





　



ずっと一緒に頑張ってきたのに...









「辞めたら一生許さねーから」









そう言ったらフッといのちゃんが笑った









「わかった。ちゃんと行く」









「じゃあ許す」









「ふふっ...ありがとう。」



　




　




　







階段を上り切って教室まで行くと男子が着替えをしてた









　

「じゃあ無理しないでね


　


帰りは...

　


ちゃんと薮に送ってもらいなよ」








　



そう言って戻っていくいのちゃん




　


　




「....うん....ありがとう」












　



　









ずっと気になってたけど




仲直りできて良かった



　









嫌われてなくて







良かった

　









　



　








　









1週間後



　







足の腫れも引いてレッスンに来たけど


　



　






　
　







　



　









「来ねーじゃん！」







　






　








やっぱりそこに



　









いのちゃんの姿はなかった

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