鈍感な君を好きになった話2(inar)

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arside




　






コトッ







「どうぞ」






「ありがとう」

　




「熱いから「アッチ！！」



　

「もう〜言ってるそばから笑」






そう言って笑ってる薮くん




今度はふーふーしてゆっくり飲むと
冷えてた体が徐々に暖まってくる



　




　









“

「......大ちゃん？」







「やぶくん...」






「びっくりした〜どうしたのこんなとこで？
その格好風邪ひくって」





優しく声をかけられて着てた上着を背中にかけてく れてまた目の前が涙で歪んでいく



　




「うっ...グスッ...いのちゃんと...」







「伊野尾？あいつんちにいたの？」




「.......けんかしちゃって」




「え〜お前ら仲良いのに...珍しいな

伊野尾んちまで送ろうか？」







全力で首を横に振ると





　





　







「じゃあ....


うちくる？」”

　

　









　





「伊野尾にはラインしといたから」






「......いのちゃん...なんて？」

　









「わかったって」







「.....そっか」







「どうせ荷物取りにいくだろ
その時仲直りしたらいいじゃん」






「.......うん」





「あいつのことだから
普通にしてれば自然と話せるよ」










「そう...だね...」




　








さっき公園で俺を見つけてくれた薮くん





そういえばいのちゃんとは小学校からずっと一緒って言ってたな...

こんなに近くに住んでたんだ









　




「ごめんね...急に....」



「全然大丈夫
もう家族寝てるから何もお構いできないけど」
　



「いや、泊めてもらえるだけでありがたいよ！

いつもこんな時間に散歩いくの？」
　



「いいや笑

帰ったらそのまま寝ててさ〜

さっき起きたらマロが散歩連れてけってうるさくて

今日俺が当番だったから...」




「そうなんだ笑
でも助かったよ..マロちゃんのおかげだ」



寄ってきたマロちゃんを撫でると尻尾を振ってお腹を見せてきた
目の上に眉毛みたいな模様があるからマロなのかな...










「こいつあんまり人に懐かないのに笑

大ちゃんが困ってるの察知したのかな」




「え〜笑すげーな！

ありがとねマロ」

　









動物って癒されるな〜
　


なんてマロを撫でながら


やっぱり頭に浮かんでくるのは








　









　

　





“ごめん...”






　









さっきのいのちゃんのことばかりだった

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