55 ページ6
inside
今日はやまだが中学の後輩やOBとフットサルするっていうから一緒に来てみた。
そして外国から一時帰国してるっていう友達とも初対面。
どんな奴か楽しみにしてたんだけど...
「圭人、俺と同じ高校の2年の伊野尾慧先輩。いのちゃんこいつが友達の岡本圭人」
やまだが丁寧に紹介してくれる
「よろしく！慧 、山ちゃんから聞いてたから会えて嬉しいよ‼」
「お、おう...よろしく」
ちょっと戸惑いながら出された手をとって握手する
新人類‼
「おい圭人！いのちゃん一応先輩なんだから呼び捨てやめろ！あと敬語‼」
「一応ってなんだよ‼笑 別にいいよ。俺敬語苦手だし」
「ごめんなさい汗 何て呼んだらいい？」
ちょっと反省した様子で恐縮して聞いてくる。
なんか面白いなこいつ
自己紹介も終わり、ウォーミングアップをして
チーム分けして試合開始！
俺は最初の2試合でバテて休憩...
久しぶりに走ったから疲れた〜。足がもつれて転びそうだった
コートではやまだが生き生き走って活躍してる。すっげー楽しそう！
こんな顔するんだ...
サッカー部入りたかっただろうな。これだけ動けるなら絶対1年でレギュラー入りしてただろうに...
「俺もちょっと休憩！」
圭人が汗を拭きながら隣に座る
来たな新人類笑
「疲れた〜もう無理だ...いのおちゃんは何かスポーツしてるの？」
「全く。もうバテバテ...やまだ凄いな！あんなやまだ初めて見た」
「山ちゃんは小学校の時から上手かったよ！常にレギュラーで...でも裏でかなり努力してた。夜も遅くまでずっと練習してたよ」
やまだらしいな...真面目で努力家は昔からなんだ...
「いのおちゃんは....やまちゃんと付き合ってるの？」
「ふぇっ⁉...」
急な思いもよらない質問に変な声が出る
「な、何でそう思うの？」
「いや...いのおちゃん見るときの顔....やまちゃんがあんな顔するの初めて見たから...もしかしたらそうじゃないかなって...違ったらごめんなさい」
ちょうどやまだがシュートを決めてみんなに揉みくちゃにされてる
こっちに気づいてピースしてくる
「違わないよ」
やまだに手を振りながら答える
「圭人は男同士に偏見とかないの？」
少しドキドキしながら聞いてみる...
「うん！男でも女でも愛し合うって素敵な事だなって思うよ」
迷いのない答
純粋で優しくてやっぱりやまだの友達だなって思った。
急に親近感がわいてきた
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 166人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「やまいの」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：みー
| 作成日時：2017年3月24日 15時
