君の隣で番外編2 ページ49
arside
思ってたことを素直に言ってみた。
前みたいに誤解されても嫌だし...
いのちゃんを見ると無表情で固まってる
やっぱり嫌だよね
いつも明るい俺が好きなんだよね...
自分でもこんな自分嫌だし
そう思ってたら急にいのちゃんがガバって抱きついてきた
「い、いのちゃん⁉」
ギュウギュウ両手で締め付ける
「ちょっ、ちょっと苦しいよ‼」
おれがもがくと少し緩めてまたぎゅっと抱きしめて
「ヤバイ...めっちゃ嬉しい‼」
ってちょっと涙目のいのちゃん
えっ...なんで
「大ちゃん本当に俺のこと好きなんだね！」
「だから言ったじゃん」
「そうだけど、最近おかしかったし、触らせてもくれないし何かの間違いだったのかと思った‼
大ちゃんが俺のこと好きになったタイミングがいまいちわかんなかったし...」
「確かに...自分でもいつからいのちゃん好きかわかんない」
「おいっ‼笑」
「でもわかんないけど、急にめっちゃ好きになってて...
自分でも戸惑ってる」
「なにそれ〜笑」
目尻の涙を拭きながらケラケラと笑ういのちゃんを見て好きって気持ちが溢れて止まらない
もっと早く言えば良かったな
全部言ったら今までの緊張もとけて嘘みたいに楽になった。
もっとぎゅってしたいな....
「も〜俺の心配返してよ〜」
って言いながらチョコをひとつ取って食べるいのちゃん
その仕草ひとつが見惚れちゃうぐらい綺麗
舌から迎えにいくのがなんかちょっと...
「ねぇ...おれにもちょうだいよ」
「いいよ〜」
取ってくれたチョコは無視して
君の口に口付ける
そこから頭をガシって持ってちょっとだけ大人のキス
甘いチョコの味が口の中に広がる
ゆっくり唇を離すとまた固まってるいのちゃん
「とろけたね♪」
「............」
ばかじゃないのって顔を赤くする
その姿がたまらなく可愛いくて愛おしくて、単純なおれはまたさらに君の虜になりそうです
おわり
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作者名：みー
| 作成日時：2017年3月24日 15時
