君の隣で第2章 (ページ48)

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君の隣で番外編2 ページ48

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授業中なんか背中に視線を感じる...
パッと後ろを振り返ると、大ちゃんが分かりやすく向こうを向く

なんだ？何かのゲーム⁇

そんなことが何回かあって、今日は特に分かりやすかったから思い切って聞いてみた。
そしたら大ちゃんが謝って来て...汗

なんか変だなって思って、熱あるか確かめようとしたらサッと距離を取られた

えっ.....

顔洗ってくるって言う大ちゃん
あきらかに不自然だよね

最近は一緒にいても無理してる感じで...

俺たち付き合ってるよね？
両想いで良かったよね⁇

って聞きたいけど怖くて聞けない自分がいる

付き合ってみたらなんか違ったパターンあったよな...

いつぞやの大ちゃんが言われた台詞を思い出す
これだけ怖い言葉ないな....

今日はバイトだったけど、めっちゃ暇で早く帰れたから学校に寄ってみた。
まだテニス部やってたから校門で待つことにした。
遠くの山が赤く染まってる
綺麗だな～とか思ってたらスマホが震えてLIN◯がきた

やまだ『あの漫画もう読んだからまた10巻から貸して』

『おけ
お前明日入ってた？』

やまだ『入ってない』

『わかった』

やまだはバイト辞めることになってたけど、俺とオーナーが必死に説得してなんとか残ることになった。
オーナーも素直なやまだが可愛いらしい
イケメン好きだしな笑

そんなやり取りしてたら部活を終えた大ちゃんがやってきた。

2人で帰る帰り道...
なんかぎこちない感じ

この前親戚に貰ったお土産のチョコを昨日開けたことを思い出して大ちゃんをうちに呼んだ。

美味しそうにチョコを食べる大ちゃんを見たら誘ってよかったって嬉しくなる！

でも...

「あっ大ちゃんまつげついてる～」

目の下にまつげが着いてたから取ろうとしたらまた....

俺から離れる大ちゃん

思わず聞いてしまった

「俺のこと気持ち悪い？」

首を横に振る姿を見てちょっとホッとする

「じゃあ....

まさかあの伝説の
付き合ってみたら思ってたのとなんか違った状態じゃないですよね？」

はっきり聞くのが怖くて冗談ぽく言ったけど、そうだって言われたらどうしようと内心ビクビクしてた

「.....違うよ

つ、付き合ってるって意識したら、なんか緊張しちゃって...
いのちゃんが近づくだけで心臓がドキドキして、恥ずかしくて....

今までどうやって接して何の話してたか全然わからなくなっちゃった

こんな俺嫌だよね...」