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「おれ有岡先輩といる時のいのおちゃんの顔が1番好きなんだ......
最初から両想いだったんだね....」
やまだの目から涙がポロっと流れる
「俺の意味ってあったかな...」
そんなこと....
「やまだ....」
俺も知らない間に泣いてた
「お前がいたから
1番辛い時も乗り越えられた
やまだの美味しい弁当に、俺を元気づけようといろいろしてくれる思いやりに救われた。
やまだが隣にいてくれて
楽しかったし幸せだった。
.....ウッ...
好きになれなくてごめんな
一緒にいてくれてありがと.....」
泣きながらも笑顔で頷くやまだ...
そうだよお前がいなかったらおれぶっ壊れてた
意味ありすぎるから....
「いのおちゃん...」
「んっ？」
急にやまだが後ろに回してた手を外して、俺の顔を両手で包んで見つめる
「俺ら泣きすぎじゃない？ちょーブサイク」
そう言って笑うと
俺の唇に口づけた
っ⁉
一瞬の出来事にキョトンとしてしまう俺...
「最後だからいいでしょ！減るもんじゃないし」
「大ちゃんと絶対幸せになってよ‼
いのおちゃんの大ちゃんへの想いがどれだけ深いか1番知ってるの俺だから...」
なんだ〜それ...笑
「お前にはかなわねーや」
暗くなった教室で
月の光に照らされて優しく笑うやまだを見て
おれも思わず笑ってしまった
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作者名：みー
| 作成日時：2017年3月24日 15時
