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今日から新学期
でも夏休み最後にいろいろありすぎて、初日にもかかわらず正直疲労感がすごい...
クラスに入るとさっそく宿題写させて！と何人かのクラスメイトが寄ってくる
「1人100万円ね〜」と言いながら優しい俺は宿題を見せてやる
自分でやってこいよ！
あっそれどころじゃなかった‼
「いのちゃんどっか行くの？」
「ちょっと1年のとこ行ってくるわ
宿題写したら一緒に出しといて‼」
急いで教室を飛び出して1年の校舎に向かっていたらイヤホンを耳につけて歩いてくる大ちゃんが目に入る
「おはよ〜大ちゃん⁉早くない？」
「おはよういのちゃん。初日ぐらいはね！」
一昨日の事を思い出し、
目が合うと照れくさくて思わず逸らしてしまう
「どっか行くの？」
「ちょっとやまだんとこ」
「そっか。行ってらっしゃい」
「うん、あっ今みんな俺の宿題写してて...大ちゃんも微妙なとこあったら見ていいから」
「マジで‼いのちゃん神‼」
そんな会話をして大ちゃんとは別れてやまだの教室へ向かう
1年のとこ来るの久しぶりだな...
2組だっけ...
「やまだぁ〜‼」
クラスの前でわざと大きい声で呼ぶと、クラスがザワザワし出した
クラスのやつが声をかけると、機嫌悪そうなやまだが歩いてきた。
なんかめっちゃみんなに注目浴びてるけどちょうどいいか
「あれどーゆうつもり？」
「あのままの意味だよ。ごめんね」
「ちゃんと話したいんだけど」
あんな一方的なLIN◯で納得できるか！
「もう疲れたんだ....ごめん」
そう言って戻っていくやまだ
「おいっ！」
もう喧嘩越しでいこうとしたその時
チャイムが鳴り出し
一旦帰ることにした
「はぁ〜〜〜」
どうすっかな....
「どうしたの？」
休み時間俺の大きなため息を聞いた大ちゃんと光が心配そうにやってくる
「う〜ん」
「山田だろ」
光が探偵みたいにモノマネしながら言ってきたけど無視
「......大ちゃん山田になんか言った？」
「えっ...あ〜一昨日部活終わったらいて、話したいって言うからちょっと話したけど...」
やっぱりな
「えっ俺のせいで喧嘩⁉」
「違う違う！やっぱり大ちゃん関係なかった」
「おい！笑 そんな意味深に聞いといて関係ないとか言うなよ‼」
大ちゃんとは今までどおりに戻れて良かった
どうやったら話を聞いてもらえるか...
予想以上に強情なやまだにちょっと心折れそうになった
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作者名：みー
| 作成日時：2017年3月24日 15時
