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ymside



学校に着くとちょうどテニス部が午前中で部活を終え、片付けをしてるところだった。

少し待っていると生徒が何人か出て来て、その中に友達と話しながら歩いてる有岡先輩の彼女の姿があった


「あの、有岡先輩は?」

「あっ...まだコートのところで話してた」

「今日は一緒に帰らないの?」

「......うん」

「そっか、ありがとう」



そのまま友達と帰っていった。

有岡先輩遅くなるのかな...




やっぱりよけいな事しない方がいいのか
2人の仲がもっと気まずくなったら...

急に不安な気持ちがわいてきたその時



「山田?」



他の先輩たちと有岡先輩が歩いてきた。









「あの....ちょっと話したくて」


「分かった...」




有岡先輩に着いて校舎の裏の方まできた

先輩も目が腫れてる気がする



「あんまり見んなよ...俺顔むくみやすくて...

昨日夜中までゲームしてたから...」


そう言って両手で頰を押さえる









「いのちゃんから何か聞いたの?」




急に険しい顔つきになる有岡先輩
いつもの明るい雰囲気が嘘みたいに...



「うん...でも詳しくは教えてくれなくて...
有岡先輩勘違いしてるんじゃないかと思って」




「勘違い?」



「付き合ってるって聞いたと思うけど...
それは俺がどうしてもって頼んで無理矢理付き合ってもらったというか...いのおちゃんが男が好きとかそういう訳じゃなくて...」


あ〜何が言いたいのかわかんなくなってきた汗


うまく言えない...



「だから...「そんなことないよ」


有岡先輩が俺が困ってるのを察して話し出した


「いのちゃんは山田のこと好きだと思う...
俺に前好きな人いるって言ってたから」


「それは...」


有岡先輩のことでしょ....







「いのおちゃんが落ち込んでて...
俺じゃどうにもできなくて...」






「ごめんな山田...お前にも迷惑かけて、
全部おれが悪かったんだ....」





「いのちゃんにひどいこと言っちゃって...」



ひどいこと...

どんなこと?有岡先輩らしくないな...







「俺お前に嫉妬してた。」






「......え?」




「いのちゃんと付き合ってるって聞いて、頭真っ白になって...
気づいたらすごく...ひどいこと言ってた」









「.........」









「おれ....いのちゃんのこと好きなんだ」







えっ....



有岡先輩の思いもよらない告白に心臓の奥が締め付けられたように苦しくなった

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作者名:みー | 作成日時:2017年3月24日 15時

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