君の隣で第2章 (ページ3)

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inside

今日はやまだとシフトが一緒で、終わってからそのままやまだの家に泊まりにきた。

やまだの家族も俺が行くと喜ぶらしい笑

可愛い妹がいてちょっと話すと恥ずかしいのか顔が赤くなる
俺の妹と大違いだ...
お姉さんもいて今は一人暮らしで都内の大学に通っているらしい。きっと美人なんだろうな～

やまだの女子力高いのは女兄妹に挟まれてるからか～とちょっと納得！

「いのおちゃん？眠いの？」

ぼーっと考えてたらゲームの手が止まってたみたい

「あっごめん...ちょっと眠いかも...」

じゃあ寝よっかって言ってゲームを切ってベッドに行こうと視線を移すと棚の上の写真が目に入る。
友達とやまだが笑って写ってる。
この写真前あったかな...

「そいつ幼馴染なんだけど、今イギリスに留学してて...去年夏休みだけ帰ってきたんだけど、今年も帰れるみたい！」

やまだが嬉しそうに話す。

「へぇ～お前も友達いたんだな笑」

ひでーなとグーパンチで軽く背中を殴られる。

「帰ってきたらいのおちゃんにも紹介するよ！」

「うん。楽しみにしてるわ」

それから一緒にベッドに入る。
急にやまだが甘い声でささやく

「いのおちゃん...こっち向いて」

なんだか恥ずかしくなって目を反らせながらやまだの方を向く

「こっち見て...」

その言葉にそっと目を合わせる
心臓の音がうるさい...

「あの...嫌だったらちゃんと言ってね...

キスしてもいい？」

一瞬考えたけど、恋人なんだしキスぐらいしないとなって思ってうんって頷く

やまだの綺麗な顔が近づいてきて目を瞑ると唇に暖かい感触を感じる。
離れていき目を開けるとやまだが

「やわらかいね」

って言った...
こいつまたそんな恥ずかしいことを！って思いながら
もうドキドキしすぎておかしくなりそう

ドキドキするってことはやまだのこと好きなのかな...
大ちゃんへの片想いが長すぎて恋に落ちる感覚がどんなだったか忘れてしまっていた。

このまま付き合ってたらやまだのこと好きになれそう

そう思えた自分が嬉しくてギュッてやまだに抱きついてそのまま眠りについた