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arside
「なにそれ.....」
聞いたことのないような低い声
いのちゃんが俺を軽蔑するみたいな目で見下げてくる...こんな冷たい目で見られたの初めてだ
...
あれっ....おれ...
今なに言った....
「なにが偏見ないだよ.....
1番偏見持ってるの大ちゃんじゃん....」
いのちゃんの手が拳を握って震えてる
目からは涙が流れてる
「ちがっ！おれは「違わないだろ‼」
いのちゃんから出ないような声が出てビクッとなる
「おれが辛い時やまだがどれだけ俺のこと助けてくれたと思う?」
いのちゃんが泣きながら必死に俺に言ってくる
違う、違うのに、何か言いたいのにいのちゃんの迫力に圧倒されて何も言えない
どんな事してもいのちゃんが怒ることなんてなかったから
「俺は付き合ったら誰でも好きになる大ちゃんとは違うから」
「俺の気持ちなんか大ちゃんには絶対わからない‼‼」
そう言って走って行ってしまった...
なんだか今の数分の出来事が現実じゃないような、これが自分に起きてることじゃないような不思議な感覚.....
「ハァハァっ...」
息が上手くできない....
「ハァハァ...ウッ...ウッ」
おれ...
なんであんなこと...
おれは自分がしてしまった取り返しのつかないことの恐ろしさに、息も出来ず泣きながらその場に崩れ落ちた
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作者名：みー
| 作成日時：2017年3月24日 15時
