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arside
彼女と出かけて送った帰り道、歩いてるいのちゃんを見つけて嬉しくて走っていって声をかけた
「いーのちゃん！」
「うわっ！大ちゃん！ビックリした〜」
「バイト帰り？」
「うん」
今日はいつもの格好のいのちゃん
浴衣着るだけであんなに雰囲気変わるんだ〜すげーな...
「夏休みもあと3日だね。こんなにいのちゃんと会わないの初めてだし！」
「そーだね〜」
「ねぇ、明日の夜も何かある？ゲームしようよ」
ちょっと強引に誘ってみる
「いいよ〜」
「やった‼」
思わずガッツポーズしちゃう！だって本当にずっと遊んでないし
「宿題終わったの？」
「え〜もう適当に書いたりした...この前もさ〜いのちゃん来ないから、ひかと2人じゃ進むわけないじゃん！」
ちょっとプクッとしてみる
「ごめんって！先に予定入ってたから」
「前はいっつも暇してたのに〜...あっそういえばひかがいのちゃんと山田付き合ってるんじゃない？とか言ってきてさ〜笑」
「.............」
「最近2人仲良すぎだから！勘違いされてるよ笑」
「勘違いじゃないよ......」
「へ？」
「俺....やまだと付き合ってる」
「えっ.......」
いのちゃんの目は冗談を言ってる感じじゃなかった。真剣に俺を見てた。
頭の中が真っ白になった。
何、言ってるの？
「ほ、本当？」
いのちゃんが小さく頷く
「な、なんだ〜言ってくれたら良かったのに....
俺たち親友じゃん.....別に俺偏見とかないし....」
頑張って笑顔を作って言ってみる
「ごめん...男同士だしやっぱりちょっと言いづらくて.....」
本当なんだ....本当に山田と付き合ってんだ
「いつから？」
「えっと〜夏休み入るぐらいかな」
えっ....そんな前から⁉
てかそれ俺にキスしたぐらいじゃん....
そんなことを考えてたら自然と唇を触ってしまう
「そーなんだ！だから予定いっぱい入ってたんだ...」
「うん」
山田と遊んでたのか...
俺とは全然遊んでくれなくて山田と...
中学の友達の誘いよりも山田が大事なの？
俺に毎朝言ってくれてたあの好きは今は山田が聞いてるの？
山田にもキスしたの？
なんで山田....
「なんで山田なんだよ〜笑」
「.........」
「あんなに女の子にモテてるのに〜」
「わざわざ男にいかなくても...」
だって男なら俺だって...
「おれさ「なにそれ....」
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作者名：みー
| 作成日時：2017年3月24日 15時
