鈍感な君を好きになった話(inar)

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arside






「え〜今年度の始まりは本当どうなることかと思ったんですが...
知念と圭人が入ってくれて、大ちゃんも途中からなのに入部してくれて
いのちゃんと宮崎さんにも映画に出てもらえて
こうして素晴らしい...




「裕翔なげーぞ〜！」



光くんからヤジが飛んでみんなが笑ってる





「あ〜ごめん！とりあえずみんなのおかげでこうやって素敵な作品が出来て沢山の人に見てもらうことができました。本当に感謝してます。

えーと....今日はいっぱい騒ぐぞ〜！かんぱーい」


　
「「「カンパーイ」」」



みんなでジュースで乾杯

取ってきた肉をどんどん焼いていく




さっきまで挨拶してた裕翔や光くんは肉焼く担当みたいになってて知念はご飯を持って待ってる

どっちが先輩なんだか...笑



　
手伝ってくれた宮崎先輩の友達の演劇部の人達や

去年卒業した先輩もいてみんなそれぞれ盛り上がってる






　


「で、あれからどうなの？」


「え？」



だいぶお腹も膨れてきた頃、いのちゃんがトイレに立った瞬間近くに寄ってくる知念



「まぁ....それなりに」



「進んだ？」



「.....ちょっとだけ...」


「ちょっとって？」



「だから....なんつーか....あれだよ..


...ディープな...感じ？」




「それ絶対向こうも気あるって〜」



「そうかな」


「うん。さすがに深いのはね...
嫌じゃない？
想像してみてよ」




「まぁ....確かに...」


　
想像したら...ちょっと...








「何の話？」


　


ドキッ！



　

「へ？な、何が？？」




後ろに座ってた光くんが急に入ってきて慌てて誤魔化す




「え〜なんか2人でコソコソ話してたじゃん」
　


肩組んできて顔が近い


俺顔に出やすいんだけど！


　



「そんな大した話じゃないよ...

あの〜昨日のテレビの...」




「テレビ？」



「うん！な、ちね...」



って知念もうあっちで圭人と話してるし！！


あいつからこの話振ってきたくせに〜！
　





「えっと....」







「ふふっ..まぁいいや

それより大ちゃ...




　


「光どいて。ここ俺の席」


　


　



見上げると


　





いつの間にか戻ってきたいのちゃんがちょっと不機嫌そうに立ってた




　





「どこでも空いてんじゃん」



「そこが1番肉取りやすいの。はいどいたどいた〜」



　
「まだ食うの？いのちゃん見た目によらず大食いだな〜」

　









そう言いながら光くんは渋々自分の席に戻っていった

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