鈍感な君を好きになった話(inar)

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arside


　





今日は映研部といのちゃんと宮崎先輩と顧問の先生で
小さな完成披露試写会が行われた



　





　

撮影の時に見た景色と


　


　


スクリーンに映る景色は全然違って

　
　









いのちゃんや宮崎先輩のちょっとした表情や仕草も細かいところまで撮ってて、それと同時に風景も綺麗に入ってきて見事に編集してある


　





カメラは主に裕翔と知念が撮ってたけど...



本当に学生とは思えないほど素晴らしい







隣に座ってるいのちゃんを見ると


　


真剣な顔で映画を見てる






　
　





最後のシーン


　




　



結末が分かってるのにやっぱり悲しくなって



バレないようにいのちゃん服の裾を掴む


　




　









「また泣いてる？」(小声)

　







「な、泣いてねーし！」(小声)




　








急にいのちゃんに話しかけられて


裾を掴んでた手をそっと離した




　



　









試写会が終わってみんなそれぞれ感想を言い合って...
　
　







「よく出来てたなぁ〜！下手なマンガの実写化より全然良かった！」

　




先生の言葉に裕翔も満足そう

　
　




「てか先生1回も撮影来てないじゃん」


「そうだよ〜」



知念のツッコミにみんな先生を総攻撃


　



「それは本当にごめんな！まぁでもこれだけ良い出来なら先生が口出さなくて良かったな」


「先生去年も何もしてないでしょ笑」


　

裕翔の言葉にみんなが笑う



その後も撮影の時の話で盛り上がった


　


この作品に携われて良かったなって本当に心から思った







　






　









帰ろうとして
　




「あれ...」


　



携帯がないことに気づいた

教室に忘れたかな...

　





「大ちゃんどうしたの？」


薮くんが心配して聞いてくれる
　




「教室に忘れ物したから取ってくるわ
みんな先に帰ってて
お疲れ様〜」


　

「お疲れ〜」





　






　






急いで自分のクラスに戻って探してみるけど

　


　


「あれ.....おっかしいな〜」


　




あると思ってた机の中にもないし、周辺にも落ちてなかった

　





　





どこに置いたっけ..


あれないとかなり困る！てか生きていけない！！





必死でしばらく探してたら














　







　




「忘れ物....ないの？」







　






　





　









後ろの入り口のところにいのちゃんが立ってた

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