君の隣で (ページ43)

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俺が黙ってると

「俺で解決できるかわかんないけど、話聞くぐらいは出来るし....俺いのちゃんの事1番の親友だって思ってるから困った時や辛い時は頼ってほしいよ」

って大ちゃんが言った。

イチバンノシンユウ...

俺は親友なんて思ったことないよ

ずっと大ちゃんが好きだった

話を聞いてどうする？

俺が大ちゃんが好きって言ったらなんて返してくれる？

俺の悩みは

大ちゃんにだけ解決できて、大ちゃんには絶対解決できない事なんだ...

こんなこと話せるわけないでしょ

簡単に言わないでよ

テキトーにもごまかせず泣きたい気持ちを必死にこらえて下を向いていたら

「いのちゃん？」

大ちゃんが俺の顔を覗き込んできた。

あの黒目がちな瞳と視線がぶつかる

あぁ.....

スキダ

ダイスキダヨ

シンユウナンカナレナイ

気づいたら俺は大ちゃんの唇に自分の唇を重ねていた。

あれ...俺...

何した...

急に我に返って大ちゃんを見るとビックリして固まってる

あ～終わった...
ぜんぶ

もう何も考えられず俺は公園を後にした。