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arside






最近いのちゃんが元気がない気がする。




前からテンションの差は激しかったけど、授業中もぼーっとしてたり、朝や休み時間も机に伏せてる事が多くなった。
俺やひかが行くといつも通り話しだして、冗談言ったりするんだけど、ちょっと無理してる気がする...

どうしたんだろ...悩み事かな...

最近は2人でいることも本当に少なくなってしまって、いのちゃんが何考えてるか全然分からない。
親友が悩んでるのにほっとけない!

気になった俺は彼女に断って、久しぶりにいのちゃんと帰ることにした。



電車で他愛もない話をして、溜まってたネタがいっぱいあったから話すといのちゃんが爆笑する...
こうやって2人でいるとずっと一緒に帰ってるみたいだった。距離を感じてたのが嘘みたい。
いのちゃんも悩みある⁇ってぐらい元気ないつものいのちゃんだった。


家までの道のりを歩いていると公園が見えてきた。今は寂れてしまった小さな公園。
昔はいのちゃんややぶくんや他の友達とここでよく遊んでた。


「ちょっと話さない?」


「いいよ〜」


公園の中に入ると草が伸びて草原みたいになってた。
錆びたブランコに俺が座ると、いのちゃんも隣に座った。
夕暮れの公園に、錆びた鉄が擦れる音が響く



大ちゃんブランコしたかっただけでしょっていのちゃんが笑う。
俺の好きないのちゃんの笑顔を久しぶりに見た気がした。









「いのちゃん何か悩んでる?」


「えっ....」


いのちゃんの顔色が分かりやすく変わった。


「何か悩んでるならさ俺に話してよ。俺今までいのちゃんにいっぱい助けてもらってるし、俺もいのちゃんの力になりたい」







「別に....ないよ...」



「本当に?最近元気ないし、心配で...
山田には相談してるんじゃないの?」

急に山田と2人で楽しそうに弁当食ってた姿が浮かんでくる...





してないよって言いながら片手で襟足を触るいのちゃん
あっ嘘ついてる時の癖だ....





「山田には言えて俺には言えないの?」






「いや....そういうわけじゃ...」



「俺で解決できるかわかんないけど、話聞くぐらいは出来るし....俺いのちゃんの事1番の親友だって思ってるから困った時や辛い時は頼ってほしいよ」



そこまで言うと、俯いて黙ってしまったいのちゃん...
えっ...泣いてるの?





「いのちゃん?」


心配になって下から覗き込む。
一瞬目があったと思ったら....

次の瞬間








俺といのちゃんの唇が重なった

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作者名:みー | 作成日時:2017年3月6日 20時

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