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ymside
バイトもだんだん慣れてきて、もう1人でレジに入っていてもパニックになる事はなくなった。
最近はもう1人新しい人が入ってきて俺が教えたりもしてる。
いのおちゃんと一緒の日は減っちゃって寂しいけど、今日は久々に一緒だ。
「やまだ〜ちょっときて〜」
奥に行ってみると段ボールの前で困ってるいのおちゃん...
持てないわけね
「今お客さんいない？ちょっとそっち持ってよ」
え〜っとこれぐらいだったら...
「いのおちゃんちょっとどいて....
よいしょっ!
てこれめっちゃ軽いし！！」
持ってみたら予想以上に軽くてビックリ‼いのおちゃん本当力ないな〜
「うそ〜やまだの筋肉おかしい...」
「もういいから笑 俺運ぶからいのおちゃんレジ行って」
先輩に指図すんなよ〜とか言いながらレジに向かういのおちゃん
こんなのも持てないなんて女の子じゃん！とか思いながらそのまま裏まで運ぶ。
前絡まれた時助けてくれたけど、ぜってー俺より弱いな...
その時の事を思い出してクスッと笑みがこぼれた。
レジに戻るといのおちゃんが楽しそうにお客さんと話してる。誰だろ〜と覗き込むと
あっ....
「おっ！お前が噂の新人くん？本当イケメンだな〜‼えっハーフ⁉」
「違います笑」
初対面で一気に話されて人見知りな俺はちょっとひいてしまうけど、先輩と思わせないような人懐っこい感じ。裏表なさそうな...
大ちゃん...見たまんまの人だな
いのおちゃんこういう人がタイプなのか
俺とは正反対...
「俺は有岡大貴。いのちゃんの友達な！よろしく」
そう言って笑顔で手を差し出してくる大ちゃん
「大ちゃん笑 ぐいぐい行き過ぎだから
山田怖がってるから」
そう言って笑ってるいのおちゃん...
それはいつも嬉しそうに大ちゃんの話をしてるあの笑顔。俺の大好きな...
「山田涼介です。よろしくお願いします」
大ちゃんと握手しながら胸がチクチク痛んだ
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作者名：みー
| 作成日時：2017年3月6日 20時
