神様と不運男子 (ページ2)

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ー弐ーページ2

俺は中性的な顔つきをしている

小さい頃から女の子みたいで可愛い、とか言われる
小さい頃ならまだいいけどもう25歳来年アラサー
なのにまだ可愛いと言われる
そのせいで女に媚を売ってるって
言われたこともある

話がそれたがそんな感じなんだ。俺の人生は

だから、もうなれたんだけどな

人生ではじめてだよナンパされんの。しかも男に

こいつマジかよ

こんなことはよくあるのか？
年齢=彼女いない歴の俺にはさっぱりだわ

てか、こいつ正気なのかよ

だって今日バスパンにパーカー前髪あげてるんだぜ？

頼むから嘘といってくれ

こいつピクリとも
動きやしねぇずっと俺に向かって膝ついてんだけど

あぁーもう！アイスほしいだけだったのに！

とりあえず、なんかいえばいいのか？

涼「あ、あの～もしかしてそれ俺に向かっていってるんですk「当ったり前」

さっきまで、お嬢さんとか言ってたくせに

俺今はっきり俺っていったよな？

もう誰だよ。はやくうせろよ

「あ、失礼。俺の名前は伊野尾慧気軽に“伊野尾ちゃん”て読んで～」

え、こいつ聞いてもねぇのに勝手に自己紹介してきたんですけど！！

とりあえず
こいつ俺のが男ってことわかってないのかよ

しょうがない自分から言おう

涼「え、えーと伊野尾ちゃん？あ、あの俺男なんですけど苦笑」

伊「へ？嘘」

涼「本当です」

伊「で、でもぉ」

涼「本当です」

伊「う、嘘ぉぉぉぉぉ」

もううっさ

伊「マジかよ、無駄だったじゃん。もうやーめた」

いきなり駄々こねたと思えばあっさり治って何を思ったか持っていたバラの花束を放り投げた

涼「ちょっそれﾎﾞﾝｯ

へ？」

俺が止めようとした瞬間花束が音をたてて消えた

涼「え、、ちょっま嘘」

俺は思わず目を見開いて伊野尾ちゃんをみた

対して伊野尾ちゃんは俺に向かってどや顔をしている

嘘だろ

伊「これでも俺神様だから」ﾄﾞﾔｯ

またもドヤ顔

胡散臭いし嘘なのは分かってる分かってるけど
聞きたいことがある

涼「え、仮にも神様としたらなんで女なんか探してたの？？」

伊「それには深いわけが、、、