北山の覚悟 ページ16
北｢ｽｩｰﾌｩｰ｣
大急ぎできてたら気がつけばドアの前
深く深呼吸をする
嫌だな、ぶっちゃけ言うとあの後から気まずいし会いたくない
別に嫌いとかじゃないけど...
北｢行くしかないか｣
そうだな
しっかりしろ宏光！言っても同級生！昔からの友達！この間のこともふざけてたんだよ！きっと
腹を括りインターホンを鳴らす
藤｢え、北山？どうしたの？｣
北｢どうしたもこうしたも！玉を迎えに来たんだよ!!
とりあえず入れろ！｣
藤｢え、あ、うん。ちょっと待って｣
大丈夫かよ
焦ってたし…まさか玉になにかしてたとか？
嘘だろあいつついに年下にまで手を出しやがって
そんなことしたら俺のサッカー仕込みの足できん ま蹴り上げてやる!!
そんな事考えてたらドアが開いた
藤｢で、なに？｣
いつにも増して無愛想な藤ヶ谷
女子から見たらこんなのをクールとかいうんだろ？
どこがクールだよ、ただの人見知り無愛想じゃねぇか
北｢いや、入れろよ！｣
藤｢無理｣
北｢いいから〜｣
藤｢無理だから｣
強行突破しようとするも腕を広げて全く通そうとしない
北｢なんでだよ｣
藤｢玉が今寝てるから｣
北｢は？おまっまさか玉に...｣
藤｢なんもしてないよ
これからもなんもしないから、ほら早く帰って｣
北｢はぁ？やだね！玉を連れて帰るまで帰らない！｣
藤｢好きにすれば｣
その言葉だけ残してドアを閉じようとする
こいつめ...黙ってれば調子に乗りやがって...
北｢ちょっちょっと待って！中に入れてくれなきゃこのまま騒ぐよ？｣
藤｢...｣
北｢そうなると藤ヶ谷が一番嫌な他人に迷惑かけちゃうことになるね｣
あぁダメだ上がる口角を止められない
揺らいでる揺らいでるぞこいつ
藤｢...ちっいいよ早く入って｣
うわっこいつ舌打ちした
舌打ちしやがった
まぁいいや第一関門は無事通過出来たし〜
おっ邪魔しま〜す
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作者名：ふらわぁ | 作成日時：2018年3月5日 0時
