神様天使が現れました

神宮寺勇太近所迷惑 ページ26

｢じゃあ1晩よろしくお願いします｣




どさくさに紛れもう決まったことのように話してる岩橋




って...




｢おかしいでしょこれ！｣




｢なんで？｣







｢なんでもなにもここは俺らのうちだから！
ねぇ？嶺亜...｣




ぱっと嶺亜の方を見たら嶺亜はそこにいなくて岩橋の隣にいた





｢え、嶺亜...？｣




｢別に1晩くらいねー？｣




｢ねー｣




こいつ完全に岩橋に寝返ってやがる
ちくしょう1晩だけなら...
いや、ダメ




｢ダメなものはダメ！出てけ！｣



｢え、神宮寺｣



｢...もういいよ嶺亜ありがとう
神宮寺迷惑かけてごめんね。今日はそこら辺で寝るよ｣




｢え？｣



急に態度を変えたと思えばしょんぼりしながら玄関へ




｢...じゃあまたね嶺亜。また明日神宮寺。｣




そういい残して玄関のドアに手を出した



あぁもう！俺がこういうのに弱いと知りながら...




｢1晩だけなら...｣



俺が一言いい終わる前に岩橋と嶺亜が飛びついてきた



｢｢いいの？｣｣




目をキラキラと光らせて俺の方を見る姿は子犬のよう



｢ほんとに1晩だけだしご飯はなんも用意しないよ｣



｢ありがとう〜神宮寺！さっすが！俺の親友！｣



こういう時にしか使わない都合のいい親友でました
普段は俺を置いて陽キャグルにいるくせに




でもよく考えればこいつは締め出された可哀想な奴じゃないか。それを何とかして追い出そうって...仮にも友達になんてことをしてたんだろう



喜んでる岩橋を見てさっきまで悪くしか思ってなかった自分が嫌になってきた



しょうがない少しくらい力になってあげよう









｢きゃはは！嶺亜もそういうの分かってんだね〜？｣




｢そりゃ俺も男だし｣





その夜なぜか俺が床で寝て岩橋と嶺亜は俺のベットの上で夜どうし女について話してた





前言撤回

一生お前なんか泊まらせねえかんな

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