___41 ページ41
N「そういえばさ、卒業祝いとか、欲しいな」
S「卒業祝い？」
N「うん、」
S「例えば？」
N「……聞きたい」
S「…なにを？」
N「翔ちゃんの、気持ち。…そりゃ、表情とか態度とかで何となく分かってるつもりだけどさ…ちゃんと、、翔ちゃんの言葉で聞きたいな」
S「っ、」
そういえば、あの告白のとき以来、ちゃんと言ってなかったな
当然普段から思うことはあるけど…
S「……ごめんね、普段から伝えられたらいいんだろうけどさ…恥ずかしくて、、。……ずっと、、ずっとね、、思ってたんだ…」
N「…なにを？」
S「…俺は大人で、和は子供だって。。そうやって、どこかで線引きしてた…俺が、和に依存しすぎて、もし和が他に好きな人を見つけたときに離してあげられなくなるのが怖かったから…」
N「…」
S「でも…無理だった。気持ちを抑えるの…無理だった。…それくらい、、もうどうにもできないくらい好きになってた、」
N「っ、」
S「……初めてなんだ。。こんなに人を好きになるの、。だから、、初めての気持ちばっかだから、、それにどう対応したらいいのかわからない…俺の方が年上なのに、いっつも和に安心させられてばっかで…」
S「…今だって、、ほんとは、和が卒業するのが嫌でしょうがない…今まで毎日会えてたのに、会えなくなっちゃうんだもん…。…でも、嬉しさだってある。和の将来を応援できる距離にいることに感謝だってしてる…もう、ほんとに色んな気持ちがぐちゃぐちゃになって…分かんないんだよ…」
N「翔ちゃん…」
S「…ごめん、、結局、何が言いたいのかっていうとね…」
N「…」
S「………好き、だよ…俺。、和が思ってるより何倍も何倍も。和のことが好き。」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 128人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：めい | 作成日時：2018年7月9日 17時
