18話 ページ20
厠から病室に戻ろうと言う時、髪にちょうちょの飾りをつけた人を見つけた。
(あの人が……花の呼吸の?)
し「カナヲ、」
カナヲっていうのか
カ「……?」
くるりとこちらを向き、カナヲさんは私をまじまじと見つめた。
し「この人がこの前言ってた人ですよ。」
蟲柱様に肩を掴まれ
し「カナヲって言うんです。仲良くしてくださいねっ」
『……かなを、さん?』
カ「……?」
カ「えっと……」
『あ、私は椿生Aと申します!』
カ「……Aちゃん?」
『Aでいいです!よろしくお願いします!』
カ「……よろしくね」
少しかがんで私の頭を撫でるカナヲさん。
『なっ』
カ「あ、ご、ごめんなさい」
ぱっと手を離し、顔をまっかっかにするカナヲさん。
『じゃあこれでおあいこっ!』
そう言って、頭をぽん、と撫でる。
カナヲside
とても不思議な子。
私なんかに優しくしてくれて素敵な手顔を見せてくれる子。炭治郎そっくり……
なんだか犬みたいで愛おしくてついつい頭を撫でてしまった。
怒らせてしまったかも。
『これでおあいこっ!』
そう言って、頭をぽん、と撫でてくれた。
にししと笑う顔は見たことがなくて、
ちょっぴり、嬉しかった
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作者名:ジャイアント雌ゴリラ | 作者ホームページ:http
作成日時:2020年5月23日 21時