家族。《J.W》

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崇裕side





淳太『のんちゃん、点滴交換させてな〜』





次の日は、バイトで病院に行かれへんかってんけど


その次の日に病院にいってみると





酸素マスクつけてぐったりな望




淳太が何話しかけても、熱のせいで目をうるうるさせてぼーっとしてしてるだけ。







淳太『ずっとこんな感じやねん……起きてるときもあるけど

最近はほぼ寝てるかな……』




崇裕『そうなんや………』




淳太『ずっと39度台が続いてるから、だいぶキツイ状態やねんな…

点滴したら38度前半ぐらいまで下がったりするけど、それでもしんどいやろうなぁ』







すると望が寝るベッドの隣の椅子に座る俺の方を向いて


手をゆっくり布団から出す望





崇裕『どうしたん？』



望『んっ…………』



淳太『手繋いで欲しいんちゃうか？』






そっかそっか


俺は、頑張って手を布団から出す望の手をとって


両手で包むようにして握ってあげた






崇裕『早く帰れるように頑張ろな^ ^』







そう声をかけると


微かに微笑んだ気がした







淳太『望さん、今日はいつもより機嫌がいいですね笑』



崇裕『そうなん？笑』



淳太『俺だけやったら絶対笑ってくれへんしな笑』



崇裕『そっか笑』






なんか嬉しい……笑


だからか、いつの間にか望の手を握る力が強くなってたみたいで



痛いとでも言うように、俺に目を合わせてパチパチさせる望







崇裕『ごめんごめん笑』



望『んっ……』






やっぱり何があっても望は望



いつもと一緒やな笑

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